ようかんのちょっとひとくち

 冬の大イベント、クリスマス。貧者といえども心踊る人は少なくないでしょう。私もクリスマス・イヴには鶏ムネ肉のフライと、トースターで焼いた薄い生地を重ね、生クリームで飾るケーキもどきを用意するつもりです。食べ物は何とか毎日欠かさずに済むけれど、衣類にまで手がでないのが悲しいところ。季節のほとんどを作務衣で過ごしていても、冬の寒さには勝てません。

 衣替えの季節が来ると、大切な衣類が虫に喰われてはいないかと点検に継ぐ点検。目を皿のようにしてさらに点検。毎回、虫除けを使うのですが、中にはそれを掻い潜って悪さをするつわものがいます。虫に喰われた小さな穴をほっておくと、やがてそれは大きなものとなり、衣類を手放す時期が早まるのです。いかに早い段階で虫食いの跡を見つけるのかは、貴方の衣類、言わば貴方の財産に大きく影響してきます。

 虫喰いの穴を発見したなら、直ちに繕います。アイロンを持っていらっしゃるなら、熱で接着するものを奮発されるのもいいでしょう。新しい衣類を購入するよりも遥かに安価で済みます。繕い物が済みましたら、今度はセーターの毛玉取り。毛玉がぶら下がったセーターは、着ている人の価値まで下げてしまいます。毛玉を見つけたなら、面倒がらずにハサミで切り取りましょう。引きちぎれば簡単なのですが、そうすると本体の毛糸が細くなり、生地が薄くなるのを早めるだけです。

 毛玉は靴下にも出来やすいものです。特に冬用のアクリルが入った靴下に発生しやすいようですが、これもセーターと同じ、面倒がらずにハサミで切り取りましょう。尚、靴下に穴があいた場合の繕いは糸を引きすぎず、ゆるめに綴じ付けるのがコツです。靴下もニット製品ですから木綿糸で繕うときに糸を引っ張りすぎると伸縮性がなくなり、新たなほつれが生じやすくなるのです。
 ボタンの付いた衣類は、購入時にボタンを付け直しておくと、外出先でボタンを落とす惨事が少なくなります。最近のボタン付けは殆どがミシンによるものですから、取れやすいのが難点なのです。ボタンを失いたくなければ、自分の手でしっかりと付け直しましょう。

 残念ですが下着が傷んだ場合は、手の施し様がないときです。ゴムが先になるか、本体の布地が先に傷んでしまうのかはメーカーによって異なりますが、最近の下着はゴムの入れ替えが出来ないタイプが殆どですし、ゴムを取り替えたとしても布地が駄目になるのは時間の問題です。本体の布地が傷み、破れるに至ったときにはもう布地全体が擦り切れていることが多く、穿いている本人さえも気付かぬうちに大きく裂けてしまうでしょう。そうなった下着は思い切りよく諦め、新しいものを求められることをお勧めします。
 えっ、あっ! しょ、勝負用、ですか?そうですね、クリスマスを含め、年末年始にそっちの方面でご予定のある方は、新しいものを求めることは贅沢なことではないですね。何背、貴方のこれからの人生を左右するかもしれない、一大イベントなのですから・・。

よ

招きます 筆者紹介:ようかん
日本生まれ、国内在住。
図書館で出会った「貧乏神髄」に惹かれ、会長のサイト見たさにパソコンを覚え今に至る。
猫好きだが借家のため飼う事が出来ず、
二匹の招き猫と暮らしている。

ホームへ戻る このコンテンツのホームへ このページのトップへ
---
ようかんのちょっとひとくち 耐乏PressJapan.
発行:全日本貧乏協議会
COPYRIGHT © Takuya Kawakami. ALL RIGHTS RESERVED.
掲載されている写真・文章等の無断転載は硬くお断り致します
takuya.kawakami@gmail.com