耐乏PressJapan.
7・8 JUL.&AUG.
2003
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 2002年7・8月合併号目次

第一特集
おいしい七輪 〜美味しく生きよう〜

第二特集

 連載記事

  言葉の雑木苗(1)


 投稿記事

  貧評会
  貧者の知恵
  貧乏料理
  貧者の叫び
  読者の声
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  編集後記/次号のお知らせ


 特集

おいしい七輪
美味しく生きよう ---
どうせ喰うなら旨い物をと願うなら、根本を見つめ直さなければなりません。台所でなにも考えずに使えるガスや電熱とはひと味もふた味も違う炭火の魅力。今月の特集は、ふっくら美味しく焼き上げるための七輪入門です。
特集タイトル写真



竈界の生きた化石!?

 七輪。最近は、本来の目的を逸脱した使用法が有名となってしまいましたけれど、一連の騒動で七輪の存在を知った方もいるだろうし、遠い記憶の海から再びその名を呼び覚ました方もいらっしゃることでしょう。
 七輪が、その本来の目的とは正反対の使い方で話題になるってのも皮肉な話ですけれど、それじゃあ、有名なうちに正しい使い方を広めてしまおうという前向きな姿勢で、七輪入門をお届けいたします。

 七輪。昔は七厘と書いたという名前の由来は、煮炊きするのに七厘で買える量の炭で足りることから来ている、というのが最も有名ですけれど、江戸時代に使われていながら今は現存する物が残っていない“七つ輪”から来ているという説もありまして、正確なことはわかりません。江戸から東京へと変わる頃というのは、もう、ひっちゃかめっちゃかで、何がなんだかわからないのです。
 現在、七輪として最もポピュラーな形のものは、明治時代に登場したようです。針金が庶民にも気軽に行き渡るようになったことから出来た形ということでしょうか。江戸の頃にも移動できる竈として、板の上に小さな“へっつい”をこさえたものはありましたけれど、この頃には七輪という呼び名はなかったようです。
 名前の由来が“七厘の炭”から来ているならば、やはり七輪と呼ぶようになったのは明治と考えるのが簡単です。江戸時代にも通貨単位として「厘」はありましたけれど、これは銀貨の呼び名であり、しかも銀を重さで使っていた頃の話。一八世紀の終わりには、銀も計数貨幣となりました。早起きは三文の得、なんていう諺もありますし、庶民には銭貨(せんか)の方が一般的だったと見るべきかなあと思います。
 明治になると、新通貨に切り替わります。銅一文が一厘と交換できました。ここで、ようやく厘が馴染みの通貨になりましたから、七輪の呼び名もこの頃に出来たと考えても不思議はありません。

 ちなみに、七厘の炭で煮炊きできるというのは、一回ではなく、一日を賄えると考えられます。現在と、明治時代の物価を比べるというのも難しいのですけれど、蕎麦が八厘だったと言いますから、蕎麦一杯分に少し足りない程度のお金で一日のガス代と考えると、高いのか安いのか、思案のしどころです。
 でもまあ、ここは現代に戻って考えましょう。
 バーベキュー用の木炭でしたら、だいたい一キロ百円が相場です。安いときは、六、七十円で買えます。一キロの炭があれば、ゆっくりと炭火を堪能できてしまうのです。
 休日。七輪に炭を熾して過ごす昼下がりなんてのも、なかなか味わいのある過ごし方ではありませんか。

 日本人が竈で煮炊きしていた頃の名残である七輪。昔話にしてしまうのは、もう少し待ってもらうことにしたいですね。
 ちょっと、楽しんでみましょう。

初めての七輪 購入編

 かつて、七輪は竈の補助をしてくれる予備の竈……今で言う、カセットコンロ的存在でした。
 今は台所にガスレンジ、もしくは電磁調理器というのがほとんどで、へっついや囲炉裏で暮らすなんてことはかえって憧れの生活になってしまっています。
 けれど、いや、だからこそなのでしょう。七輪は現代にも細々と受け継がれてきました。今の五十代の方々ならば、子供の頃に七輪に炭を熾すのが日課だったなんて昔話もあることでしょう。炭火での調理を現代でも手軽に味わえる道具として、七輪は手軽さをそのままに、ひっそりと二十一世紀にも残っているのです。

 炭火で焼くと旨い。
 誰でも、なんとなく頷いてしまう一言ですけれど、多くの方にとっては炭火焼きの店で出される焼き鳥なんかで漠然と、一種のブランド的な意味合いで「旨い」と思い込んでいるだけかもしれません。
 七輪の中で真っ赤に、静かに揺らめく炭火の熱。これがじわっと、けれど力強く食材を包み込み、 ふっくら柔らかく焼き上げてくれるし、焼き目もばっちりついてしまうのですから、これは確かに旨いのです。
 ただ、こういう炭火の旨味を堪能したいと思った場合、火力の調整が大前提。
 炭火だからといっても、熱のコントロールができなければ食材の旨味もかさかさに逃げてしまうのです。炭火でがりがりに干上がった肉ほど不味いもんはありません。

 日頃、見ることのできなくなった炭火。まあ僕は日常でも火鉢のそれを眺め暮らしていますけれど、そいつをぐりぐりといじりながら、ちょこっと酒の肴を炙りつつ、明るいうちから始める一杯。
 これこそが、七輪の醍醐味なのです。

 といっても、使ったことがない人にとっては「なにを揃えれば良いのやら」という状態でしょうし、下手にホームセンターに向かわれましても、あれやこれやと余計な物を買い込んでしまう恐れもあります。
 ここはすぱっと、最低限の物を揃えるに留まりましょう。

切り絵・七輪 提供・飛鳥蒼繧  まず、なんといっても必要なのが七輪ですね。
 なるべく貰い物で済ませるのが貧乏人の基本ですけれど、なにせ七輪は消耗品。日頃から七輪に親しんでいる人間は、朽ち果てるまで手放しません。バーベキュー用に買ったんだけど、あんまり使ってないんだ、なんて知人が居れば、貸してと言って貰ってくる方法もあります。でも、こういう人だと持っているのはアルミ製の七輪風コンロだったりします。
 アルミ製のコンロは、高い物ならいざ知らず、そこらへんの安物ですと、断熱性が皆無。これですと、炭火の旨味を引き出すには力不足なのです。
 タダで手に入れるのが難しいと感じたならば、珪藻土を固めて作った、どこからどう見ても七輪、というやつをホームセンターなどで入手してください。イラストの様な朝顔七輪ならば、安いときは、千円以下です。

 続いて、七輪と言えば炭火ですから、炭を買いましょう。
 自分で炭を焼くというのも乙ですけれど、あきらかにコスト割れします。ここは素直に、バーベキュー用に売られている炭を買ってきましょう。
 豆炭、という手もありますけれど、独特の臭いがありますから、初めてならば木炭をお薦めします。
 木炭購入の目安は、六キロ四百円未満。環境に優しくないマングローブ炭で十分です。

 火を熾したり、火力を上げる際には団扇も必須。団扇の風を受けてごうごうと炎をあげる七輪の姿は、勇敢です。これは、お祭りなどで貰えるやつで十分です。

 僕の場合は火鉢用の火箸があるので不要なのですけれど、火鋏もあると便利。
 これは、火の着いた炭をいじるのに使います。
 軍手をした手で炭を掴める方ならば必要ありませんけれど、そういう高等技術を会得されている方なら、七輪の使い方なんてばっちりでしょうね。

 軍手は、炭を掴んだり、いくら火鋏があるとはいえ炭も熱いので、これも用意が必要です。

七輪一式  最後、あると大変に便利で経済的になるのが、火消し壺です。
 これは、七輪は使い終わったけれどまだまだ炭は元気! という場合に炭を入れて蓋をすることで炭の火を消すことができる魔法の壺です。この消し炭は、もちろん再利用可能です。
 燃えない素材で出来ていれば、御茶筒でもなんでも良いですけれど、高温になりますので危険です。最初はなくてもかまいませんけれど、炭を日常的に使うようになったならば、必須です。

 そしてなにより、炭火で美味しさを満喫するならば網焼き。焼き網も要りますね。
 七輪の口径に見合った物を手に入れましょう。
 これだけ揃えば、七輪を美味しく使うための第一歩は踏み出せたことになります。

初めての七輪 扱う上での知識

 七輪を扱うのに最低限必要な知識というのは、それほど多くありません。
 仕組みが簡単ですから、実物を見ただけでも、ああ、なるほど、となることでしょう。

戸口

戸口 七輪の火力調整を担う、風の入る窓。七輪を使う際には、戸口を風上に向けます。実は、ここを開けるのは火力を一気に上げるときだけで、物を焼くときはもちろん、炭を熾したり、ちょろちょろと炭を足す際には締めたままで良いのです。七輪を使っていて真っ先に壊れてしまう部分でもあり、実際、写真の物は壊れてなくなっていますけれど、空き缶を切って針金で固定してしまえば無問題。
補修

火皿
火皿 七輪の中で、炭を中空に浮かせるための皿です。これがあることによって、戸口から入った空気はスムーズに上昇できるという仕組み。ただ、戸口開放を使わない使い方をマスターできれば不要です。七輪を買った際に付いてくるのは、大抵、本体と同じく珪藻土を固めたものですので、簡単に割れます。百円以下で買えますけれど、なくても大丈夫。中には、鋳物の火皿なんてのも売られています。
 これだけ知っていれば、七輪を使うのは簡単です。けれど、もうひとつだけ、七輪の弱さについて知っておくと、長持ちさせることが出来ます。
 七輪は、珪藻土という土を固めて作られています。ちなみに産地として有名なのは能登半島。一メートル掘っただけで出てくるそうです。水の中の藻が堆積して出来た土で、大小の気泡が特徴。そう、発泡スチロールをイメージするとわかりやすいかと思います。それ故、保温性が高く、炭の高温を維持しやすいため、七輪にはもってこいの素材なのです。
 七輪にもランクがありまして、珪藻土を四角く切り出し、職人が七輪の形に掘ってから焼いた切り出し七輪と、珪藻土の屑を練ってから型に入れて焼き上げた練り物と呼ばれる七輪が存在します。もちろん、貧乏人の手に入れられるのは安物の練り物ですけれど、これは笑ってしまうほど水に弱いのです。
 雨ざらしにすると、すぐに崩壊しますから、使用後は必ず、雨の当たらない場所に保管しなければなりません。
 もちろん、間違っても洗っちゃ駄目です。汚れも七輪の風格と思いましょう。

 七輪自体の知識としては、これだけあれば十分。
 いよいよ炭を熾し、美味しい炭火焼きを堪能しましょう。

新聞紙を極める

 さて、いよいよ七輪に炭を熾すことになりました。

 バーベキューなどのアウトドアライフにおける炭熾しとなりますと、昨今では着火材なるものが大手を振っております。炭を買うと着火材が付属品として入っていたりするわけでして、これだけでも、「炭に火を着けるってのは難しいことなのよ」と言われているかのようです。
 でも、案外、簡単に着きます。新聞紙が大量にあれば、いつかは着きます。
 ここはひとつ、ぜひとも新聞紙による着火にチャレンジしていただきたいと思います。

燃える新聞紙  まず、ふわっと丸めた新聞紙に火を着け、七輪の中へ。無事に燃え上がってきたら、雑巾を絞る感覚で棒状に丸めた新聞紙と小さめの炭を投入します。
 このとき、戸口は閉めたままで結構です。開けていると、新聞紙の燃え尽きるのが早すぎて炭に火が着かないことがあります。
 ポイントは、いきなり大きな炭を入れても火の着くわけがないというところ。適度に砕き、若干、破片めいた炭を使うと着きやすいです。

炭に着火中  新聞紙が燃え尽きたら、七輪の上から団扇で扇ぎます。このときも、戸口は閉めたままで。炭の、新聞紙に隣接していた面が赤くなっていれば成功です。炭から炎が上がるまで扇ぎ続けてください。
 炭からぽわっと小さな炎が出たら、扇ぐのをやめます。炎が消えてしまったら、また扇いでください。扇ぎ続けても、炭が無駄に灰になるだけですから、炎が出ていれば扇がないでください。
 最初に入れた炭がだいたい赤くなったなら、大きな炭を追加してください。それ以降も、炎が消えたら扇ぐ、炎が出たらそのまま放置。戸口は開けないで大丈夫です。

着いた!  大きな炭三つくらいが赤々と燃え、炎が上がらなくても七輪の中は真っ赤に燃えているという状態になったら、美味しく焼く準備は完了です。
 ぼうぼうと炎の上がっている段階で、もう待ちきれない! と焼き始めると食材が炭に変わってしまいます。ふっくら美味しく焼き上げるには、炭が落ち着くまでは酒を呑み、心静かに炎を見つめていてください。

中古の割り箸大活躍  どうしても炭に火が着かない場合には、使用済みの割り箸を手に入れておくと着火材になります。飲食店ではタダのゴミですから、集めようと思えば大量に手に入りますね。
 新聞紙に火を着けたら、思いっきり割り箸や乾燥した木の枝を入れ、そこへいきなり大きな炭を放り込む。木っ端があれば、新聞紙だけよりも簡単確実に炭を熾せます。

とりあえず焼いてみよう

 さて、七輪は準備万端。網を乗せれば何でも焼ける。鍋を乗せればお湯も沸く。ここで、さてなにを食べようかという算段になるわけです。
 しかしまあ、せっかくの炭火ですし、やはりいちばん美味しいのは炭火焼き。網の上でじぶじぶと煙を昇らせながら酒を呑むというのがなんとも嬉しいひとときになることでしょう。
 七輪に収まるサイズならば、何でも焼けます。肉、魚、野菜、乾物、干物、練り物。旬の食材を塩だけで焼くと、素材の旨味を実感できます。

練り物  特にこれからの季節、お薦めしたいのが練り物です。
 ちくわ、はんぺん、油揚げ、厚揚げ、がんもどきなどを網に乗せ、軽く炙る。表面の網目がなんとも旨そうなのですけれど、これを生姜醤油でぱくり。ちくわやはんぺんはふっくらはふはふとしていてたまらない旨さですし、油揚げや厚揚げなんぞは、表面はかりっと、中は柔らかいってな具合でもう、呑まずにはいられません。
 焦がさないように心がけたいところですが、多少ならば焦げちゃったのもそれはそれで旨いから不思議です。焦げは健康に悪いとか、そんな話はふっとんでしまいます。

秋刀魚  さて、関東地方では本格的な夏のないままに秋めいてきてしまいましたけれど、秋と言えば秋刀魚。これこそ、炭火でなければならない食材と言えます。
 ガスや電気では、秋刀魚の本音は聞き出せません。
 なぜ炭火でなければ駄目なのかと申しますと、答えは脂。秋刀魚を焼くと、大量の脂が滴り落ちるわけですけれど、ガスや電気では、この脂は無駄に捨てられてしまうだけなのです。ところが炭火でしたら、落ちた脂までもが旨味に繋がるのですから、鼻腔が黙っちゃいない。
鬼おろしと一緒に  真っ赤に燃えさかる炭火に落ちた脂は、瞬時に煙になります。この煙が、秋刀魚をうまい具合にいぶしてくれるのです。いちど離れた脂が、秋刀魚の元へ旨味として帰ってくるなんて芸当は、炭火でなければ不可能。そんな炭火を簡単に扱える七輪こそ、秋の美味しさそのものという気がしてきますね。
 もちろん、全ての煙が秋刀魚に届くわけではありません。煙の一部は、傍らでじっと見守る人間にも届きます。胃袋が、悲鳴を上げるほどに強烈なおいしさです。たっぷりの大根おろし……できれば鬼おろしと呼ばれる目の粗いおろしでざこざことおろした奴をたっぷり乗せて喰うと、これはもう会話の止まり具合は蟹の比ではありません。
 ああ、蟹なんてのもきっと旨いでしょうね。けれど、それはちょっと、予算的にどうも。

 そうそう、秋刀魚自体を炎で包み込みながら焼く、なんて芸当も、ガスや電気では無理ですね。秋刀魚を焼くと、それまでおとなしかった炭の炎はめらめらと燃え上がります。これもまた、秋刀魚を旨く焼き上げる秘訣なのです。
 あ、秋刀魚を美味しく焼くための、もうひとつ注意事項を。
 七輪にも様々な大きさがありますけれど、小さな物ですと、秋刀魚の頭としっぽははみ出てしまいます。けれど、決して秋刀魚を切って乗せては駄目です。
 まず焼けた部分をむはむはと喰い、まだ焼けていない頭としっぽ、それに骨は、もう一度、網に乗せてください。頭もしっぽも、かりかりに焼けた骨すらも、美味しく食べられます。
 どうしても秋刀魚を切って焼きたいなら、内臓を避け、斜めに切りましょう。内臓の所でぶっつりと切ってしまうと、旨味が出ていってしまいます。

燃え上がる秋刀魚を、動く絵で見られるようにしました。形式はAVIです。QuickTimeプラグインでお楽しみください。あ、残念ながらダイヤルアップ接続の方だと、容量が4メガ弱ありますので辛いことと思われます。

>> 秋刀魚の動画(3,901k)


ちまちまと卓上で楽しむ炭火

飛騨焜炉  肉でも魚でも、美味しく焼き上げてくれる七輪。けれど、室内でちびちびちまちまと酒を呑みたいなんて場合には、ちょっと扱いにくいのも事実です。
 そんなとき、室内でも炭火の美味しさを堪能できるのが、飛騨焜炉。土を固めて作られた、卓上用炭火コンロなのです。
 大人数でうわっとやるには小さすぎますけれど、二、三人で串焼きやら蛤やらをじわっと焼きながら、人から貰った純米吟醸をきゅっと口に含むなんて用途にはぴったり。備長炭も手に入れば、楽しい一夜は約束されたも同然です。
 僕は、残念なことに飛騨焜炉は持っていないのですけれど、招かれた先でこいつがぽつんとテーブルの上に置かれていると、それだけでもう、嬉しくてたまらなくなるのです。

やっぱり肉が喰いたい

 炭火で焼肉。
 これを外食として喰おう物なら、そりゃあもう落ち着いて居られないくらいの出費が必要となります。一緒に焼肉を食べる男女はクサイ仲と申しますが、支払いを避けられないのであればそんな仲にはなりたくありません。
 まあ、どこかの社長に「飯でも喰いに行こうや」と誘われて入った店ならば、どんなに高くたって割り勘のはずはありません。けれど、そんな場面は今までに一度だけ。絶後でないことを祈っておりますけれど、そうそうある機会でもありません。

大変だー燃えるー  しかし。
 僕たちには七輪があります。肉さえ用意できたならば、まあ、それが難しいから大変なのはさておいても、憧れの炭火焼肉という夢は現実の物となります。
 いいじゃあないですか、閉店間際のスーパーの精肉コーナーの片隅でちょっとくすみ気味な半額シール付き牛丼用バラ肉だって。牛肉ですよ、牛肉。
 そっと広げて皿に並べたならば、遠目には立派に焼肉用に見えなくもありません。そいつに塩とコショウをぱらぱら振って、炭火焼肉を存分に楽しんでしまいましょう。

 ああ、けれど所詮は牛丼用バラ肉。強い火力にさらすとあっという間に肉自体が炭になってしまいます。少な目の、安定した炭火で焼きましょう。
 間違っても、七輪の戸口を開けてはいけません。肉が燃え尽きでしまうのです。

 さて、肉と言えばもうひとつ、貧乏人には縁遠い存在なのがローストビーフですね。いや、貧乏人だって、なにかしらのパーティーで対決する事態もありえます。密かに、ローストビーフへの耐性を持っておきたいところです。
 なにしろ、世の中の立食パーティーと言えば決まってこいつが出てきます。リボンの付いた七面鳥と双璧をなすのが、ローストビーフです。僕は飛行機に乗ったことがありませんけれど、機内食は「ビーフ オア チキン?」と聞かれるから、「both」と答えれば、怪訝な顔をされながらも両方出てくると教わりました。好きな物を選びながら歩く立食バーティーでは、牛と鶏は揃って出てきます。その片割れが、ローストビーフ……らしいです。
 それ故、ローストビーフというと高いって印象がありますけれど、実は、自分で作るとそれほど高くもありません。牛のモモ肉、いや、ももんじいじゃなくてモモ肉です。これは水っぽくて安いことで、少なくとも貧乏界ではステーキと言えば牛のモモ肉なのですけれど、こいつを塊で買ってきましょう。千円くらいで、ひとりでは喰いきれないのが買えます。三人くらい集めれば、三百円ちょっとでローストビーフです。
 こいつに塩とコショウを塗したら、いっとき寝かせます。ハーブでくるんだりとか、ワインに漬けたりとかするより、シンプルな方が旨いです。
 寝かし終わった塊は、七輪の熾火でじっくりと三十分から一時間くらい焼き上げます。肉の大きさに合わせ、焼き時間は調整してください。網に乗せると焦げてしまうならば、七輪の上にロープで吊しても良いでしょう。肉のまわりは少し焦げるくらいで丁度良いです。
 これを薄く切り、立食パーティーではあまり味わえないわさび醤油で頂くと、格別です。気の利いたホテルならばホースラディッシュが用意されているかもしれませんけれど、多くは、なんだかよくわからないタレがかけられてます。

 え? 写真は無いのかですって……。
 ちょっと、撮影のために千円の肉を買って来るというのは、さすがにちょっと。

美味しく焼くための火加減

鮎の一夜干し  炭火の旨さを引き出すには、なんといっても火力の調整が重要です。
 いくら炭火と言えども、管理を間違えてしまうとがりがりばりばりの焼き物になってしまって旨くもなんともありません。
 炭火での火加減調整なんて難しいのではと思われそうですけれど、七輪なら簡単です。短くまとめるならば、「戸口は開けるな」に尽きるのです。

 今回は、焼き物ばかり取り上げておりますけれど、七輪は煮炊きも可能です。鍋を乗せ、上から空気を取り入れられないような状況の場合は戸口を開けば良いのですけれど、網を使ってちまちまと食材を焼くという用途では、戸口開放の必要はありません。

ホイル焼き  炭を足すときも、よほど火力が弱まってからの追加でなければそのまま放り込めば大丈夫。美味しく炭火焼きを堪能しているうちに新しい炭も燃え出します。
 炭火が弱まってしまったときは、網をどけて炭を足したら、戸口を閉めたままに上から一気に団扇で扇ぎ、炎が出たらしばらく放置、つまり、最初に炭を熾すときと手順は一緒ですから、戸口は締めたままで大丈夫。

 網焼きの場合なら、七輪の火力は炭の量で調整すべきです。戸口から風を送って火力を上げるのは、炭の寿命を短くしてしまうばかりか、食材をふっくら焼き上げる機会まで失うことになるのです。

 それさえ守ったなら、大抵の焼き物はなんでも焼けます。干物も、ホイル焼きだって、炭火を操って自由自在に焼きこなせたら、ちょっと嬉しいですね。
 きっとガスレンジでは味わえない炭火焼きの魅力でなにを焼いても旨い! と言わずにはいられないのです。

七輪で楽しく生きよう

 焼き物だけで誌面いっぱいを使ってしまう七輪の魅力は、まだまだ楽しい使い道がいっぱいです。  食べ物以外のことにだって活躍しておりまして、七輪で陶芸を楽しんでおられる方々もいらっしゃいますし、工夫をすれば火鉢の代用品にもなります。
 アイデア次第で、現代の貧乏生活だって立派に支えてくれるのですから、七輪を使える環境にある貧乏人なら、ぜひとも入手してほしいところです。
 きっと、探せばどこかの家で眠っている七輪があるはず。
 一時期、アウトドアにはまっていたはずなのに最近はぴたっと話を聞かなくなった、なんて奴が知人にいたら、声をかけてみましょう。

 これひとつで生きる楽しさが増幅されるのですから、決してお荷物にはなりません。


切り絵提供・飛鳥蒼繧

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四周年記念近況報告 ---
いやー、いつの間にか四周年を迎えましたけれど、四年目は五回しか発刊していません。いけませんね、これじゃあ。で、なんとなく近況報告を書いてみようとしたら、なんだか得体の知れないものになっておりました。
特集タイトル写真



どうもごめんなさい

 えーと、なんとも不甲斐ない一年となってしまいまして、どうもごめんなさい。いつの間にか四周年を迎えました当会報誌も、去年の九月から今月まで、五回しか出ていないという体たらく。
 それもこれも、数え年なら三十歳というのも影響しておりまして、そこへきて体脂肪率一〇%ちょっと。明らかに体力が不足しており、そんな中、いろいろとやっております関係上、こちらへ気力を割り当てることがなかなか出来ずにおりました。
 反省しております。
 猛省しております。
 もう若くないのだし、中年という領域における貧乏を模索しなければならない時期なのだなあと、一生貧乏であり続けることに対しては前向きに生きております。三十にして立つと申します。もう、三十五くらいで惑わないくらいの勢いでおります。老いるとはなんなのか。それを加味した貧乏でなければ、一生を貧乏でいることは不可能でしょうね。そして、僕は一生を貧乏に過ごすのです。
 だって楽しいし。

 それはともかく、なにせ色々とありまして、気楽に文章を書くだけならばそれほど苦労もありませんけれど、商品としてお買い上げいただく文章となると、なかなか神経をすり減らし、煙草を燃やし続け、税収に貢献しなければならないのです。七月からの値上げは、貧乏人の財布にも大きく影響しております。
 僕の住んでいるのは田舎町です。ちょっと行けば、煙草畑が広がっています。あれをちょっと持ってきて乾燥させ、刻んで煙管に詰めたなら、増税におびえることなく暮らせるなあ、なんて妄想を孟宗竹のごとく張り巡らせてみたものの、それは犯罪であり、だいいち、あれをそのまま刻んで吸ったところで強すぎて心肺停止の危険性すらあるのです。我々は、紙巻きの弱い煙草に慣れてしまい、煙草とは肺いっぱいに吸い込む物として喫するわけですけれど、本当の煙草ってのは、そんなことをしますと本当に息が詰まります。いや、あくまでもひとから聞いた話です。

 とりあえず、ここはひとつ、体重を、そしてなによりも体脂肪率を増加させ、ゆとりある体力作りに励もうと思う次第です。幸い、ADSLによって通信費は大幅に削減されました。その分を、食費に回そうって話です。本当は、いよいよ月七万円台の生活へと走りたかったのですけれど、体力の満ちるまで、八万円で行こうと思います。
 浮いた通信費は、ほぼ、一ヶ月分の食費に匹敵する額です。食費は倍になります。そのため、ついつい、酒を購入している気もするのですけれど、これは我慢して、なんとか高カロリーな生活を実現させようと考えております。

 それでも月八万円ほどで暮らせます。
 もしかしたら、凄いことなのでしょうか。
 なにかしらの事情があって働けない方々と比べるのもおかしな話でありますけれど、単純に金額で比べますと、僕の生活費は生活保護を受けることで得られる生活費に劣ります。けれど、僕はパソコンも持っているし、車も持っています。
 だから、生活保護は受けられません。第一、生活保護という制度にも限界があります。やむを得ずの方が優先されなければなりません。僕のように働ける体はあるのに好きこのんで定収入で暮らすような世の中のゴミ、非国民、寄生虫は、高カロリーに憧れながらのんびり空腹を抱えていればよいのです。
 きちんと貧乏していれば、空腹でいることってあんまりないんですけれどね。

 じゃあなんで痩せているのかってことになると、最近、脂っこい物を喰うと胃がもたれるようになったのです。
 貧乏以前に、もしかしたら、単にもう若くないからってだけのような気もします。正しい中年食を学ぶときが来たと言うことです。
 栄養の偏りを少なくすれば、別に体脂肪率一〇%でも大丈夫だと思います。言ってることが最初と違いますけれど、こうしてなにか書きながらくねくねとあちこち寄り道していくと、新しい考えが出てくる気がします。
 太ったら太ったで、動きにくそうだし。

 近況というより、痩せ自慢になってしまってますね。
 羨ましいと思うなら、喰わないことです。
 そうそう、近況でした。
 そんな、無駄にスレンダーな体を駆使して、耐乏PressJapan.もサボりながらなにをしているかってことですね。

 ちょっと原稿を書いてます。
 ひとつ終わると、もうひとつあるらしいです。
 それが片づくのが、来年の春先でしょうか。梅は咲いていると思います。
 とりあえず、その後も続けないと面白くありませんけれど、少し、だらっとする時間が欲しいです。
 なので、当会報誌も、それまでは出なかったり出なかったりするかもしれません。
 でも、きっと必ず、ここに戻ってきます。
 貧乏は一生でも、ウェブでの発信が一生とは限りません。でもまあ、これをやめるのは、まだまだ先であるべきなのです。

 くだらないアイデアをすぐに形に出来る場所ってのは、楽しいですから。


 連載記事

言葉の雑木苗 普通 ふつう
平成十五年八月五日

 日常の何気ない会話であっても、「それって普通ですよね」と曰う奴が居ると、ちょっと腹が立つ。
 なにをもって普通とするのか。一般的? 平均? 常識的……?
 言葉をすり替えただけで、なんら説明になっていないではないか。
 そんなとき、この普通なる単語に対して予想外の解釈を与えた奴が現れた。
「並」
 これも言葉のすり替えに過ぎないけれど、どことなく、可笑しいくらいにはまっているように思えた。
 大盛り、特盛りを目指して頑張れ。いかにも馬鹿にしているようで、普通という言葉を無駄に乱打する人間には相応しいではないか。
 じゃあ、僕は小どんぶりな人生を、ひとつ。

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 投稿記事

 
貧評会

梅雨に入りました。仕事が終わった後、近くの公園で発泡酒とつまみを買って1杯やる私にとっては哀しい季節です。公園の滑り台の上で、発泡酒という貧乏臭い響きの酒を飲みながら「人生のほろ苦さ」を味わったり?、今日も1日が終わっていくんだなあと実感したり、至福の時間です。子連れのお母さんが変な目で見たり、警察官は「ホームレス」ではないか職務質問してくるし・・・でも自分の時間と空間は保たれています。こんな時が一番「生きてるんだな」と感じたり「自分との対話」ができたりする瞬間なのかもしれません。都会の片隅にも良い所は結構あります。
平井 勝
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 貧者の知恵  会長ほどではありませんが、鎌倉で貧乏暮らしをしている者です。たくさんある我が家の知恵から2つほど。

1.野菜市場で、他の人がよく切ってもらっている、大根・人参の葉っぱ、ネギの青い部分、キャベツの外側の葉をタダでいただく。農家では捨てるだけだし、ある料理人いわく「鎌倉の野菜はレベルが高い」そうなので、新鮮なものがあると貰います。

2.これは別に貧乏ではありませんが、冬にふとんが冷たくて眠れないときは、ドライヤーを中に突っ込んでブォーッとやると、熱風が循環してあっという間にあたたかくなります。そのスピードたるや、湯たんぽや電気毛布の比ではありません。ただし火事と火傷には気をつけて、つねにドライヤーを動かしながらあたためること。

 それから会長、湘南方面にお越しの際は我が家にもぜひお立ち寄りください。交通費は出せませんが、食事・宿泊ぐらいのおもてなしなら出来ます。それから「タダで回れる鎌倉観光スポット」にもご案内しますよ。

鰯豆

ちょっと風邪気味で薬を飲むまでもないとき、そんなときの対処法です。
用意する物は「一掴みの塩」「優しい同居人」「温かいお風呂」これだけです。

 ・お風呂に入り、丁寧に身体を洗います。

・一掴みの塩を握った「優しい同居人」を呼び寄せます。

・同居人に背中を向け、背中一面に塩を擦り込んでもらいましょう。
 (この時 気を付けなければならないのが同居人が優しい人だと言うことです。優しくない場合には貴方の背中は 間違いなく「稲葉の白兎」になります。)首と背中の境目を丹念に擦り込んでもらいましょうね。

・背中に塩が付いたまま、湯船にゆっくりと浸かります。

 たったこれだけのことで身も心もポッカポカ。
 あとはぐっすり眠るだけです。
 眠るとき、寒気がするようでしたら首にタオルを一枚巻いてみてください。

・身体が冷えやすい時、冷え性の人は「首」という字が付く場所(首・手首・足首)を温めるようにすると身体が暖まります。

 梅雨冷えのするこの時期にも 一度お試しくださいませ。

ようかん

デパートに販売にいくのですが冷水機があるので水のペットボトルを買ってそれに入れて飲んでます。
まりあ
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 貧乏料理

☆鮪のせせり刺身
 とっくに実践しておいでと思いますがスーパーなどで売られている、刺身を取った後のアラのパックを買ってきて身をせせり取るアレです。
料理とは言い難い超かんたんな手技ですが、よい素材に当たれば超美味なのも御存知のとおり。簡単なりのコツと言えば、
◇なんたって素材がすべてなので、客層が中・低所得者のスーパーより高級志向店で良いものが出るのは当然の理。そして、高級店ではそうした素材を買う客が少ないため、低層店より安いことが多いんです。
 300円くらいで、十数倍の価格に相当する品質の身が取れたときは、「ああ、物知らずで体面大事で手間ヒマを軽んじる皆様、ありがとう。皆様が一番おいしい所を捨ててくれるおかげで、極上美味が頂けます」と拝んで、食します。この儀式は、私に鮪せせりの技術を指導してくれた大阪・ミナミの料亭板前さんから受け継ぎました。
◇パックをためつすがめつして、良い身の多く付いたアラを買うワケですが、ここは経験がものを言います。パック詰めの表面部分に欺かれて、実は血合いが大部分ってヤツを買ってしまった時、私は葱・生姜・醤油でホロホロになるまで煮て、飯にかけて食べてました。酢・ラー油を加えるとエスニックな美味でした。
◇身をせせり取る道具はふつうのスプーンが最も便利ですが、ティースプーンのふちを少しだけ研いでおくと、骨の隙間から筋のすみずみまで、無駄なく手早く身が取れますよ。
カナン
 スーパーの鮮魚・精肉コーナーで見かける「ペット用」と貼られたアラや挽肉に魅力を感じているのですけれど、さすがに周囲の知人がやめろと言うので買わずにおります。

 どかんと煮た魚のアラ。鍋の中で冷めると出現する煮こごりがまたなんとも。

会長

いかの塩辛を作るときに 「あぶら」をケチって、作る事 ケチった分は、勿論 酒のツマミにする。
tome
 うわ、これは難しい選択です。ふたりの天使がせめぎあいそうです。
 確かに、脂ののった肝をじくじく焼いて舐めるのも旨い。

 でも、肝をふんだんに使った塩辛もまた……。

会長

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 貧者の叫び

今朝、私が玄関の掃除をしていると一人の老人が声を掛けてきました。
「ここ3日間ろくな物を食べていないから、500円でいいから貰えないだろうか」
私が「私の家は借家だし、細々とやっているので余裕がない」
と、断るとその老人は「そうでしょうなぁ・・」そういいながら私と築50年の我が家を見比べ、
「がんばってなぁ」と言い残し、去っていきました。

・・・・もしかして「同情」された?? ・・・同情??

私は心の中で思いっきり叫びました。
「お金があると 思ったの?! 二度と来ないでねっ!!」
ようかん
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 読者の声
 〜お聞かせください、あなたの声〜

講演録を印刷して喫茶店で詠もうとしたのですが、コーヒー代がもったいないのでジョイフルホンダ守谷店のベンチで愉しませていただきました。

「自分から貧乏に降りる」っていいですねぇ。耐乏の意味が分かりかけてきた感じです。時間を取り戻す方法、よし、時間を取り戻せと。

そろそろサラリーマンを辞めようかなぁ。幼稚園からずーっとなにかに所属していました。朝出掛けて夕方帰るという行動に麻痺していました。長い義務教育で慣らされて違和感なく会社勤めをしてしまう自分にハタと気づき今の生活がイヤになってきました。

しかし、いざ会社を辞めるのは度胸がいるなぁ。なにをそんなにためらっているんだろう、自分・・・。36歳の初夏。

なんかもういいやってかんじ

 ジョイフル本田守谷店。もしかしたら、どこかですれ違っているかもしれませんね。

 会社を辞めるって、エネルギーが必要かもしれません。今の生活は嫌。
 その気持ちは大切です。
 じゃあ、なにをするのか。
 これがもっと大切ですし、エネルギー源としては絶対不可欠だと考えています。

 エネルギー源さえ確保できれば、なんとでもなります。

会長

化粧品に17000円も使った私はかなり貧乏くさい人です。明日からは清貧に暮らそうっと
まりあ

 化粧をばっちり決めて、パトロン(変な意味じゃあない)を獲得しましょう。

 どっかに居ないですかね、貴族。

会長

 川上会長、はじめまして。
「貧乏神髄」 図書館で借りること3回目。とうとう本屋で買い求め、慣れないパソコンを操りながら、ここに辿り着きました。
「貧乏神髄」 私の中ではもう、愛読書の域を越えております。
読み返す度に新しい発見があり、見習わなくてはならないことばかりです。

・・・川上会長も作務衣を着用なさるのですね。作務衣はスリーシーズン着られる上に人前に出ても格好が良く、めんどくさいときにはそのまま就寝もできると言う優れ物です。これ程理にかなう衣服は他にはないでしょう。
もちろん私も愛用しております。

当方、子供の頃から「貧乏三昧」。そのうち「貧評会」・「貧者の知恵」などにもお邪魔させて頂くつもりですのでこれからもよろしくお願いします。

日記に「馬鈴薯を沢山植えられた」と、書かれていましたが今から収穫が待ち遠しいですね。
馬鈴薯でんぷんで「片栗粉」を作られてみてはいかがでしょうか。

=「耐乏PressJapan.」が季刊誌にならないことを願って=

ようかん

 ひー。ごめんなさい。なかなか大変なものでして、隔月状態から季刊誌へとなりつつありますけれど、呆れずにお付き合いください。

 作務衣、僕は冬は下にセーターとジーパンを着込み、オールシーズン過ごしたりもしています。
 もっとも、これだと動きにくくなるので、お出かけ専用になりますけれど。

 ……東京會舘に呼び出されて、着ていく物が作務衣しかないってのも情けない話ですけれど。

 馬鈴薯は、雨が多かったからか、管理が悪かったのが原因なのか、あまり多くは出来ませんでした。片栗粉、面白そうですね。

会長

 日頃より疑問に思ってることをお訊きしてよろしいですか?
 当プレスの日記欄の下には葷酒茅屋に入るを許すと宣言してありますよね。で、日記ほか会長の文には文字通りの葷と酒は頻繁に登場してますが、もともと山門通過禁止の「葷」が表裏一体かつ包括的に意味するところの存在に関しては、一切言及が見られません。機密事項なんですか?
 だとしても、いつの日かデビューの御心積りは?だって、貧乏は言うに及ばずどんな暮らしにも、それは基幹の一部でしょうから。
カナン

 え〜と、なんのことやらさっぱりです。

 薬についてでしょうか。それならば、周りからいろいろと貰っております。
 ああ、それとも。そっちの方なら、我が家には既に貧乏神が住み着いておりますので心配無用です。

 ええと。他に住み着いているものは、残念ながら一切。
 ええ、一切。

会長

 ここを見つけてから貧乏日記を毎回楽しみにしています。 今回の「牛蛙の話」で蛙を食べる前には何日か水で活かしておくことを知り、 幼い頃にイナゴを捕って食べたことを思い出しました。 イナゴを食べる前にも捕まえてから数日間は「餌」をやらずに生かしておき、 イナゴの体内に残っている「フン」をさせなくてはなりません。 食されたことがおありかもしれませんが、「イナゴの佃煮」はおいしいです。
ようかん

 イナゴの佃煮。今では、石下町でも珍しい物になってます。
 空から殺虫剤を撒いてしまいますから。

 フライパンでよく炒ってから佃煮にしたやつは、香ばしくて美味しいですね。
 あの食感がたまりません。
 しばらく食べてないなあ。

会長

始めまして tomeです。 書籍、WEB拝見しました。
好きな事をする為に、自分の好きにする時間を増やす為に、働かないとは立派な考え方だと思います。しかしもう少し時間を売り渡しても宜しいのではないでしょうか?生卵納豆でお腹を壊さない程度バランスの取れた食生活が過ごせるように・・・

本当にしたい事とは何かと私は考えます。何も無いのです。今の仕事が充実しているからと思いたいですがそうでは無いようです。何か自分の気持ちが削がれてしまい社会に溶け込んでしまったのかもしれません。他人に対し何ができるか?としか考えられないのです。自分が死んでしまったのでしょうか?自分を偽っているのでしょうか?自分が満足するだけでは満たされないと思います。それでは何ができるのか?と考え込んでしまいます。
何かアドバイスがありましたらよろしくお願いします。

tome

 ご購入、ご訪問、ありがとうございました。

 まあ、なんとかバランスを取りながらやっております。体脂肪率10%なんて、会社勤めでは得られなかった体です。得たくもありませんでしたが、これはこれで楽しんでなんとかしなきゃと思っているわけです。
 本当にしたいことが見つからないのなら、気長に見つけるのがいちばん。僕の場合、とんでもなく薄っぺらな理由で貧乏を始めましたけれど、本来ならば、自分から動き回らなければ見つからないのでしょうね。
 逆から言えば、どんなに無謀な思いでも、動いてしまえば自分の世界は変わるってことです。

 ごめんなさい、ここからは思う存分に生意気なことを言います。
 「他人に対し何が出来るか?」なんて、思い上がるのはやめにしましょう。
 「自分が満足するだけでは満たされない」……自分にすら満足できない奴が、どうやって他人を満足させるのでしょう。
 ボランティアというのがあります。本来、パトロンが金を出し、現場でボランティアする人間はそのパトロンから給料を貰って行うべきだと思うのです。やる側が満ち足りていなければ、弱者を助けることで自分が幸せを得ようとする自己満足に過ぎないのです。
 自分のためだけに生きましょう。
 お金が満ちる必要はありません。貴方の心が満ち溢れたとき、溢れた分は、きっと周りにも小さな幸せとして回っていきます。
 ここからは憶測です。的外れならごめんなさい。
 家族はありますか。ご結婚はなさっていますか?
 家族のために。その思いは当然です。でも、家族というのは、あなたひとりで成り立っているわけではありません。
 男性ですか?
 女房子供を喰わせなければならない。そりゃあそうです。
 じゃあ、その女房は、子供は、どう思っているのでしょうね。
 そういうこと、話し合われたことはありますか。

 自分は自分で磨くしかありません。本当にやるべきことは、他人から与えられる仕事ではありません。
 でも、家族を支えるのは、家族全員の役目です。
 僕の知人夫婦。いま、旦那が迷走しています。夢はあるけれど、女房を喰わせなければならない。夢から離れ、まるで関係のない仕事に就こうとしているらしい。
 女房は、怒っています。なんで相談してくれないのか。どうして、一人で家を支えようとするのか。そんなの無理だし、柱を支えたって、傾いた床の上を大切なものが転がって落ちていくのに。
 一言、言ってくれたなら。そう嘆いておりました。
 家族は俺が支えるんだ! そんな男の言い分こそ、思い上がりです。

 でも、いちばん思い上がっているのは僕かもしれませんね、はい。

会長

会長、「塩鶏」作りました〜。
冷凍庫に保存するのが嫌いなので、重宝してます。
心置きなく「風呂のための店」で胸肉2kg入りを買ってこれるようになりました。
ありがとうございました。

ところで、米も干し、肉も干す会長ですが、野菜も干したりしますか。
料理の本に、干し野菜は酢の物や炒め物にいいとあったので、試してみましたが私は失敗してしまいました。

マイコ

 今のやり方で問題がないならば、じゃんじゃんご活用ください。
 常温保存で痛むようであれば、大量の塩に漬けたままの方が良いかもしれませんね。

 野菜は、新鮮な物をちょこちょこと貰えるので、基本的に新鮮なうちに食べてしまいます。保存は、冷凍が主です。
 一度、大根を干すのに挑戦したら、見事に玉砕しました。
 今年の冬は、切り干しで再挑戦です。

会長

ふううっ!!
今までの日記、全て読ませていただきました。
気になるのは やはり会長の体調ですね。風邪による発熱・お腹の具合が悪い日の多いこと・・・発熱の最中に「奢られに出向く」バイタリティー溢れる行動には頭が下がる思いですが、ここ数日間、日記の更新が無く「風邪?それともお腹が大爆発??」と、心配する始末。季節柄、お身体には充分ご自愛くださいますように。

・・きのう私が(夢の中で)パソコンを開いたら「貧乏神髄U・発売決定!!」
「予約された方全員に著者直筆サイン入り」の文字が飛び込んできました。

「直筆サインなら予約をしようかな。」と、思いながら手続きを済ませていると、下の方に小さく書かれた 送料¥1000
   迷わず予約を取り消したところで目が覚めました。ごめんなさい。

日記の更新があると嬉しいですね。「お気に入りに登録」もしましたし、これから毎日覗かせていただきます。(注:ストーカーではありません)

7月号を楽しみにしています。

ようかん

 というわけで、7月号は卑怯な手で発刊中です。少なくとも8月前半には完成していると良いのですけれど。

 最近は、アルバイト控えめで冷房にあたる時間が少ないせいか、健康に過ごしています。

 「○○2」とか「続・○○」というネーミングは嫌いなので、残念ながら正夢にはならないと思います。
 限定10冊、オリジナルプリント付きでプレゼントとかは、読者の皆様へのせめてものご恩返しに企画したいところですけれど、発売直後にそれだけの冊数をタダで揃えられるかが問題です。

会長

はじめまして。和歌山県在住の42歳の独身男です。
貴著「貧乏神髄」を拝読しました。自分も親と同居とは言え貧乏しておりますゆえ、川上さんのお話に習って、値上げの前から、煙草を「コスモス」(280円)より「エコー」(170円)へ、半月かけて切り替えました。慣れた今では「うまい」と心底、感じ入っております。
で「食」の方ですが、本にありました「塩漬け肉」は失敗の繰り返しです。
一方、海沿いに住んでおりますゆえ「生の魚」はよく手に入るので切り端を「醤油漬け」にして保存し、まとまったら酒を混ぜてありあわせの野菜とともに炒めてオカズにしております。コレ一品で二食は持ちます。
これからも知恵を絞って「食を大事にする貧乏」を心がけたいと思います。
末筆ながら「週刊金曜日」の連載、いつも楽しみに拝読しております。単行本の続きも楽しみに待っております。合掌
書記長

 エコーは、僕の周りでも続々と広まっています。
 さすがにゴールデンバットはなかなか広まりませんけれど。

 肉の塩漬け、一度、割合を考えずに思いっきり塩を擦り込んで、というよりも塩の服を着せるくらいにぐわっと囲んでみてください。あ、ブロック肉でないとうまくいきませんので、その点も注意です。

 週刊金曜日、全12回の予定です。短い文章というのは、なんとも難しくて、楽しんでいます。

会長

東京の中目黒の「かげん」という6人位しか入れない店で友人と飲みました。緑茶ハイ3杯とおにぎり2個と結構なおつまみ3品でひとり1500円。静かな押し付けがましくないジャズの音色と前の山手通りを忙しく走る車の流れをバックに。やっぱり、バックには電車の音が哀愁があって良い。でも、引っ切りなしに走り去る車の流れは現実を教えてくれるようで悪くもないが。そんな現実って、会長の言葉だと「貧乏臭い」んだろう。だけど、隣り合わせの「貧乏臭さ」を一瞬でも忘れられる、そんな空間が気取らない感じで好き。現実を忘れるように凝って作った場は、わざとらしい場が多いから。
平井 勝

 働く人々を乗せた電車の音。
 仕事、遊び。いずれにせよ、これほど必要なのかと思うほど次々に走り去る車。
 それらを眺めやりながら酒を呑む。
 1500円で得られる、世間とは隔離されたひととき。
 オアシスですね。
会長

みんなにお金を貯めていると思われて勧誘されたりお金を貸してと言われたりして大変。会社にこの人には千円でも借りれないというほど貧乏をかもしだしている人がいるのですがその人のようになりたいです。
まりあ

 お金を貸してと言われたら、財布の中から全財産を出しましょう。
 「これ、あげる。そのかわり、二度とあたしの前に姿を見せないで頂戴」
 この一言で、馬鹿を相手にしなくてすみます。

 財布の中には、1000円より多く入れておいては駄目です。

会長

日本一周、貧乏行脚(?)
「自分へのご褒美」
そう言われるだけあって、とても素敵な旅になりそうですね。
並の人間にそうそう出来る旅では無いような気がします。

今年は梅雨も長く、夏風邪も流行っているようです。
お身体にはご自愛くださいますように。

ようかん

 まだ、出発の日程すら決まっておりませんけれど、早くも一泊だけは宿が決定しております。
 主要な観光地を避け、なにもないところでなにかを発見したいなあと。
会長

28日の日記を読んで、ますます会長が気に入ってしまいました。
自分の意にそぐわない取材を「即座にお断りする気概あふれる行動」いいですね。これからも様々な弊害?に屈することなく、真っ当な「貧乏生活」を貫いてください!

(余談ですが、日記の感想を「読者の声コーナー」に書き込んでもよろしいのでしょうか。)

ようかん

 雑誌でもテレビでも、取材され、編集され、世に出た段階で、僕からすれば「嘘」になってしまうんです。
 決して演技をしているわけではありませんけれど、編集という演出が入るのです。
 文字媒体ならば、まあ、明らかに違うなあと思わなければお受けさせていただいています。
 これがテレビとなると、破壊力があり過ぎるわけで。
 テレビの場合は、僕を利用してなにを伝えたいのか、それを明確に持っている相手でなければ、とてもじゃないけど受けられません。

 そうそう、たくさんの投稿ありがとうございました。
 そのうちに掲示板を設け、読者の声も含め感想はそちらへ頂くような形を考えておりますけれど、なかなか実行に移せずにおります。
 それまでは、貧乏日記への感想も読者の声でかまいませんし、メールでひっそりと頂戴するだけでも大変に嬉しく思います。

会長

-- ここから八月分 --

会長様、拙文を掲載戴きましてありがとうございます。
「塩漬け肉」はブロックの状態で行うのがコツであったのですね。
自分は肉屋で売っている、スライスした状態の肉で試したので塩抜きがうまくいかず、たびたび「塩味の牛丼」を食べておりました。
今度は肉屋で「並肉でよいから塊でくれい」と頼んでみます。
ところで、肉は無くとも気分だけ「牛丼」を味わう方法をひとつ。
市販の「焼肉のタレ」の中でも濃厚な感じのを選んで、熱い御飯にまぶしてから、刻んだ玉ねぎを散らしてかき混ぜます。
丼に一杯も食べれば、焼き肉をたべた気分になれます。
学生の頃によくやりました。
おかげで肥りましたけど・・・。
書記長

 コロッケを作る際は、馬鈴薯の皮を刻んで焼き肉の要領で味付けした物を混ぜると、まるで挽肉。
 肉の代用は、精進料理を探れば色々と出てきそうです。
会長

はじめまして。7月号、七輪特集を読み「火消し壺」なるものを知りました。なるほど、いつも最後に残った炭火は、お湯を沸かすことに使うのみでしたが、無理に使いきらなくてもよかったのですね。もったいないですから、今度からは火消し壺使用です。
お忙しいようですが、睡眠時間は確保されたほうがいいのでは、と老婆心ながら。では、8月号も楽しみにしております。
muuyan

 ごめんなさい、合併号になってしまいました。
 火消し壺、ぜひご活用ください。
 あの壺、中に灰を敷き詰めれば、通称キ●タマ火鉢として使えそうに思えます。
会長

「七輪」
最近ではすっかり別の用途で有名になってしまいましたがカセットコンロにはない良さがありますね。
肉やお餅を焼いたり、イカをあぶったり。
でも我が家は庭なし・ベランダなしなので肉や魚なんか焼いたら、火がぼ〜ぼ〜出そうで怖くて使えません。
みや

 とある知人は、アパートの室内でも七輪を使って焼き肉を楽しんでいました。もちろん、窓は全開ですけれど、室内は霧の摩周湖。
 室内での炭火は、飛騨焜炉で茸や貝をじぶじぶ焼くのが良いでしょうね。
会長

はじめまして。ネイティブ茨城県民の失業者です。毎日楽しく読ませていただいてます。 7月号特集の文中、「炭を作るとコスト割れ」とあったので、私の田舎育ちの経験が何かのお役に立てばと思い、初メールしました。
私の家は、20年前まで土間があり、かまどとお風呂で薪を使ってました。薪は父が勤め先の材木店から運んできた木っ端です。丸太を角材にするときに出る廃棄物ですね。乾燥も済んでてよく燃えるんです。で、お釜のご飯が炊けたころ、またはお風呂がほどよく沸いたころ、炭化した木っ端を消し壺に入れて、消し炭にしてました。その消し炭を土間の七輪に使ったものです。ちゃんとした炭ほど火持ちはしませんが、惜しげなく使えました。
今でも材木店に渡りがつけば、木っ端はタダで手に入るんじゃないかしら。でも、かまどがないから焚き火で作るとなると、ちょっとしたキャンプファイヤーですね。消防署に要連絡? とにかく夏には暑過ぎ。涼しくなってから、いかがでしょうか。
あと、題字の「おいしい七輪」良いですね。味を感じました。なんつって私、書道わからないのですけど。
では、ひきつづき編集頑張ってください。
ひぐらし

 日々の生活の中で炭を得られる環境があれば、素晴らしい炭火ライフになりますね。
 竈があれば炎のレパートリーも広がるけれど、ガスや電気に支えられた生活においては、それこそ贅沢な話になってしまうなあ。
 現在に過去をよみがえらせるなら、最も効率の良いのは昭和三十年代かなあ。
会長

初めまして、大変興味深く読ませていただいております。
今回、会長自身の意見も兼ねてお聞きしたくて投稿いたしました。

お聞きしたい事は、新聞紙上によりますと国民年金未納者が4割にも達しているそうです。
会長自身は、年金や国に対する税金などの問題はどう思われていますか?
また何らかの方法で、回避できるモノはしていますか?
年金ならば、収入減につき免除したりしてなど、、
(私は実行しています。)
katsudon

 かつては免除申請を出した(出させられた)こともありました。
 それが今年の四月、僕の年収だと半額免除なんだけど申請しませんか、なんて具合に役場の方が訪ねて来られましたので、丁重にお断りいたしました。
 僕の場合、答えは簡単。物理的に払えません。
会長

七厘の文、写真、懐かしく拝見しました。
私の子どもの時の記憶を辿れば、煮炊きにはもう使っていなかったような..。

でも、練炭を中に入れ掘りごたつに使用していたのは、憶えています。
家の前はまだ舗装されていなくて、穴ぼこに練炭の灰を捨てていました。
火鉢もまだ健在で使用しておりました。
こちらは網を使って餅を焼いたり、スルメをあぶったりと活躍していました。

その記憶も中学生ぐらいになると、コタツも電気になり、火鉢もなくなり、ストーブに変わっていったような気がします。

今ではほとんどの道が舗装され、暖房もエアコンです。
煮炊きお風呂はガスですが、そのうち電器になるようです。

会長の生活をみるとちょうど昭和30年代のころの生活のような気がします。
日本全体が高度成長期にそろそろはいるぞって感じのころです。
つのようこ

 住んでいる借家が昭和三十年代を感じさせるような家なので、そんな印象になるのかもしれません。
 台所には冷蔵雇用のコンセントはなく、なぜか換気専用に後付のものがひとつ。テレビのアンテナ線を引き入れる穴も、過去の住人達がめいめい勝手に開けた穴。四畳半の壁には、広告の紙で塞がれた、これまた後から開けられたであろう大穴が。
 高度経済成長の傷跡は、この家の至る所に残っています。
会長

私から「貧乏臭」がプンプン漂っているからでしょうか、産まれてから今日まで、一度も「キャッチセールス」なるものに声を掛けられたことがありません。

駅前などソレらしい人がうじゃうじゃ居る中を通っても平気です。
もう、いまではちょっとした自慢に成りつつあります。
ようかん

 明らかに目的を持って歩いている人には、声をかけにくいようです。
 僕の場合、白かったり赤かったりしたモデム配りの人に飛んで避けられたことがあります。
会長

結構貯金があるのですがそれでも安心せずがつがつ働いているバカな私です。会長があんまりさわやかな清貧なのでウラヤマシイです。どうやったら段ボールとお友達になる覚悟まで腹が据えられるんですか。
まりあ

 その貯金の使い道……決して勿体ないとは感じない利用方法が見つかったなら、きっと覚悟は出来てしまいます。
 貯まるなら、貯められるだけ貯めておきましょう。お金だって立派な力です。
会長

いろいろ生き方悩んできたけどやっぱり貧乏神髄ですね。
まりあ

 様々な価値観を見上げるには、貧乏が便利です。
会長

貧乏臭いといえば私こと渋谷です。無理なローンを組んで中古のセドリックを購入。ローンとガソリン代に追われています。自動車税を納めるために酒代を切り詰め、傷だらけ錆だらけで補修もできず、今年は夏タイヤを買えないので冬タイヤのまま。うう、車が重荷です。「貧乏臭い」というより「愚か」。会長、こんな私を面白おかしく厳しく茶化したコメントをお願いします。
渋谷智弘

 車なんて、キャッシュで買えない人間は持っては駄目ですよ。
 え、私ですか、もちろんキャッシュで払いましたよ。

 車両代、修理代、車検込みで10万円きっかり。
 あんな札束、滅多に拝める物ではありません。

会長

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 編集後記/次号のお知らせ

 編集後記
この号が、七月号として公開編集されていたことは、記憶に新しいかと思います。気が付けば合併号。なかなか大変な短い夏でした。近況にも書きましたとおり、なんだかやってるみたいです。まあ、飽きっぽい性格ですので、そのうちまた、気分転換と称してこっちを書くことも増えるかもしれません。これだけだらだらやっていれば、きっと読者様も一人減り、二人減り。商業誌なら大問題ですけれど、なんてったって無料会報誌。ひっそりじゃなければできないこともありますし。タダだからこそ、しっかり作りたい。それゆえの遅延だとお考えいただけると、書いてる方も気が楽になります。(か)

 次号のお知らせ
耐乏Press Japan.?月号(9月下旬発刊 か?)
特集:未定 連載記事:未定 投稿記事:皆様からの投稿をお待ちしております
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耐乏Press 耐乏Press Japan. 2003年7・8月合併号 発行:全日本貧乏協議会(taku3@jh.net) 発行部数:25994 冊
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