著者 前川つかさ
初版発行 1995年3月10日
〜1995年4月12日
発行所 講談社
※1986年〜89年、週刊モーニングにて連載。コミック版は、ワイドKCモーニングとして講談社から出ています。
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このコーナーも、気がつけば一年以上も休んでしまいまして、いつの間にかまた読書の秋がやってきてしまいました。秋分の日も過ぎ、夜が長くなっております今日この頃、今月は読者のW様より頂戴した大東京ビンボー生活マニュアルをご紹介いたします。
大東京ビンボー生活マニュアルは、主人公コースケのビンボー生活や、何故か知らないけれど存在する可愛いカノジョ、平和荘や街の住人たちが織りなす数々の物語が描かれています。連載当時からすれば一六年の月日が経っていますから、それだけでも懐かしんで読むことができるのですけれど、どことなく、それだけではないような、もっと深い郷愁をくすぐるなにかがあるように感じられます。
なにしろ、今となっては懐かしい特級酒が出てきたり、ポケットの小銭を集めて食べ物を買うにも消費税など無いあの頃。よくよく考えてみれば、値札と自分の持ち金を照らし合わせても、頭の中で消費税を計算しなければ買えるかどうかわからないというせせこましさには、どことなく貧乏くささがあります。国民全体が貧乏くさくなっていることの一端を、消費税は担っているのかも……この漫画を読んでいると、そんなことをふと考えてしまうのです。
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