●究極の保存食、肉の塩漬け
我々貧乏人にとって食肉は貴重な栄養源。食肉を手にした途端に狂喜乱舞し、今夜の献立に想いを馳せるはず。不意に食肉をいっぱい貰ったり、世紀の大安売りで大量に購入できたりしたら、近日中に食べきれない分は冷凍にするのが一般的でしょう。
でも、もし冷凍庫がいっぱいだったり、ワンドアの冷蔵庫で冷凍が出来なかったら…。夏の暑い時期、賞味期限を少し過ぎると腐敗してしまう食肉を、短期間で消費してしまうのはもったいないですね。
そんな「捕らぬ狸の皮算用」のために耐乏PressJapan.が自信を持ってご紹介するのが『肉の塩漬け』です。
塩漬けされた肉は、冷蔵庫で長期保存が可能。
貧乏ライフに食肉のある風景を!
●肉の塩漬け:実際の方法
食肉が腐敗する原因は、肉の持つ水分にあります。塩漬けにすると、余分な水分が食肉から出てしまうので、腐りにくい保存食になるのです。
- 食肉(牛・豚・鳥など、なんでもOK!)
- 塩 食肉に対して5% (粗塩・岩塩・自然塩など)
以上の材料があれば、簡単に塩漬けを作ることが出来ます。
では、実際の方法をご紹介しましょう。
食肉を、食肉に対して5%の塩で揉みます。それを皿などに置いて、ラップをして冷蔵庫に保管。1日もすれば、皿に水が溜まっているはずですから、溜まった水を棄てます。これを3日ほど繰り返し、水が出なくなれば完成。水を棄てるのを忘れないようにしてください。
肉の種類によっては、3日経っても水が出続ける場合があります。水が出なくなるまで、水を棄て続けてください。
使用する塩ですが、できるだけ自然塩を使用してください。水を出すことだけなら普通の塩でも可能なのですが、肉に入り込んだ塩の味が塩漬け肉の味を左右するため、ミネラルを含んだ塩であることが重要になってきます。
水の出なくなった塩漬けは、ラップにくるむか、保存バッグ、容器などに入れ、冷蔵庫での長期保存が可能になります。時間が経つに連れて、色が変わったりして楽しめます。はじめての場合、色の変化にとまどうかもしれませんが、腐臭がしなければ使うことが出来ます。
●使用方法:塩抜きが重要!
塩漬け肉を料理に使用する場合ですが、塩抜きをすれば普通の肉と同じ感覚で使用できます。
塩漬け肉を水に30分程度ひたしておけば塩抜きが出来ます。この塩抜きが不十分だと、肉がしょっぱくて美味しくありませんので注意してください。
●塩抜きが面倒な場合
塩抜きが面倒な場合、そのまま煮込み料理に使う方法があります。塩漬けから塩分が出るので塩加減は控えめに。
また、この方法だと塩漬け肉から良い出汁が取れます。6〜7%の塩で作った黒豚の塩漬けを使ったスープストックは美味しいですよ。
●塩漬けがハムに
塩漬け肉にもうひと手間を加えるだけで、ハムに変身させることが出来ます。
ハムにする場合、豚肉が最も適しており、鶏肉もまあまあですが、貧乏人にとって一番縁遠い牛肉は適していません。
■STEP1:1ヶ月ほおっておけば生ハムに
塩漬けにした肉を1ヶ月間、冷蔵庫に保存しておくだけで、生で食べられるようになります。生ハムですね。
■STEP2:陰干しすればなお美味しい
STEP1 の生ハムを、風通しの良い日陰で半日ほど吊して風を当てると、なお美味しくなります。
暑い時期には向いていませんので、涼しくなったらにしましょう。
■STEP3:スモークすれば、本格的なハムに!
STEP2 の工程後、スモークをすれば、香りも風味も豊かな本格的なハムになります。
スモークチップと段ボールがあればスモーク出来ますので、休日を利用して楽しみながら行うと安上がりな遊びにもなります。
無職なら、いつでも出来ますね。
塩漬け肉を活用して、素敵な貧乏ライフを送りましょう。
協力:森人倶楽部