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にいまくら【新枕】サンキに枕カバーを買いに行ったら、二九九円で枕が買えてしまった日の夜。にく【肉】鳥・豚・牛の順に、入手が困難になる。食が偏りがちな貧乏人は、これを喰っているその場でエネルギーの満ちてくるのが実感できる。にくこっぷん【肉骨粉】手遅れと開き直った貧乏人に牛肉を与えてくれたと同時に、豚肉や鶏肉を縁遠いものにしてくれた原因とされている、飼料兼肥料。にくしょく【肉食】鳥獣の肉が食べられる状況にあること。にくはく【肉薄】肉を薄く切って使用すること。にくばなれ【肉離れ】肉が食べられない状態が続くこと。にごうさんじゃく【二合三勺】一人当たりの米の配給量で、約三三〇グラム。ニコチン知的好奇心という大海原を、明るく照らしてくれるアルカロイド。多少の毒性なんて気にしてはいけない。にこよん終戦後、職業安定所からもらう日給が二四〇円であったことから生まれた俗語で、日雇い労働者のこと。杉山鉱山では、アパッチ族と見分けがつかなかった。にせもの【偽物】ゴミ。にてひなるもの【似て非なるもの】似非、つまりは偽物。ビニル、プラスチックなどで作られたものが多い。大量生産・大量消費・大量廃棄の世の中が生み出した、二十世紀の汚点。貧乏くさいもののほとんどが、これに当てはまる。プラグマティズムの申し子。「コンビニの商品なんて、全部−だ」にもつ【荷物】「男にとって、女なんてのは人生最大の−だ。これは、なにも俺がもてないから言うのではないぞ、決してな」 …… 会長、ある日の出来事よりにる【煮る】
ぬか【糠】玄米などを精白する際に分離した果皮で、筍の灰汁抜きなどに用いる。無人精米所などで無料入手可能であるが、虫の巣になっていることが多いので注意が必要である。ぬかす【吐かす】当辞典の編集方針のひとつ。ぬかにくぎ【糠に釘】貧乏人に対するセールストーク。ぬかばたらき【糠働き】サービス残業。ぬきかえす【抜き返す】貧乏という海底を蹴りつけ、一気に浮上すること。「今は貧乏という潜伏期間だけれど、いつかきっと−・してやるんだ、たぶん」ぬく【抜く】食べ(られ)ない。「今日は気分的に飯−・きで過ごしているだけであって、決して財政難で−・いているわけではないのだ」ぬぐ【脱ぐ】貧乏生活で、体の贅肉をすっかり落としてしまうこと。ぬくみ【温み】かつてこの中に熱燗の日本酒が入っていたのだなあと感じさせる、ほろ酔いの嬉しさと飲み干してしまった虚しさを伴うような、空になった徳利のほのかな暖かさ。ぬけがら【抜け殻】蝉のものなどは、唐揚げみたいで美味しそうだと思うことがある。そんなときは、空腹で魂の抜け殻になったような状態のことが多い。ぬけられます【抜けられます】長屋路地。ぬすっとたけだけしい【盗人猛々しい】日本企業、特にテレビジョン等のスポンサー本位なマスメディアに携わる人間の基本姿勢。ぬすむ【盗む】師匠から学ぶための唯一の方法。「うちの師匠、技術を−・もうにも写真なんか撮らないし」 |
ねいじつ【寧日】何事もなく、家でのんびりと米を喰うことのできる日。ねおき【寝起き】人生の中で、もっとも最悪な時間帯。寝る前までのテンションがリセットされてしまったような倦怠感は、まさに最悪。小鳥のさえずりを聞きながら、窓から射し込む朝日によって自然に目覚めることができたなら、最良の時間帯になるかもしれない可能性を秘めてもいるけれど、大抵、日の出と共に眠りにつくような生活をしているので実現は難しい。ねがえばかなう【願えば叶う】願い事は、周囲に漏らしておくことで、実現が近寄ってくる。ねがふぃるむ【ネガフィルム】ネガティブなくせに、案外と心が広い反面、ちょっとだらしない。ねこなでごえ【猫なで声】奢ってくれそうな人が隣にいるときに、つい出てしまう声。ねたましい【妬ましい】他人が努力して得たもの、他人の生まれ持った才能、他人が得た幸運を知ったときに抱く感情のうち、表に出すと支障を来すもの。「隣で味音痴が旨そうなもん喰ってるのを見ると、ーやら腹が立つやら」ねつい【熱意】見返りの大きさを期待した先行投資。ねつぞう【捏造】権威主義に対抗する為に始まり、それによって得られた自己の権威を守るために続け、いずれは破局を迎えることになる、でっちあげ。ねまわし【根回し】張り巡らせた人脈を活用することであり、鉢植えには真似の出来ない芸当である。ねる【寝る】最も手軽に行える現実逃避であるが、現実が夢の中にまではみ出してくる場合もある。ねんがじょう【年賀状】「貧乏だから」の一言で出さずに済む程度の世間体だが、数年に一度ほど、生存証明として活用している者もある。ねんこうじょれつ【年功序列】バブル崩壊と共に崩れ去った、地位の上下を年齢や勤続年数でつける仕組み。現在では新たな査定制度が導入され、査定の内容に応じて地位の上下をつけているが、査定で重要視されているのは勤続年数における上司への気に入られ方の度合いである。ねんし【年始】今年こそはと気合いを入れながら前年と同じ事を繰り返す、一年の始まり。ねんまつ【年末】正月の餅の心配が始まる頃から大晦日までのこと。 |
ノイズおまえもいつまでもそんなことしてないでちゃんと定職についてちゃんと働けよなどといった定職に就くことがそんなにちゃんとした行為なら国民のために公僕となる公務員なんてのはさぞかし立派なんだろうけれどそれにしてはあんなことやこんなことが公務員によって行われているという点についてはどうなのだろうかという疑問を抱かせる、思い出の中でしか生きられない種の人間が発する人の言葉に似た音。私にとやかく言う前に自分がちゃんとしているという根拠はどこから来るのか不思議である場合がほとんどであるのは、ちゃんとしている根拠のある人間はこんなことを言わないからである。のうえん【濃艶】霜降り牛肉の、鮮やかな赤と白が織りなす艶やかな魅力。のうぜい【納税】日本国民の義務。納税額を算出するためには申告が必要であるが、国民には申告の義務があるという法は見たことがない。申告についての郵便を誤ってゴミ箱に捨ててしまうと、音沙汰が無くなる。のじゅく【野宿】旅先での宿泊手段の一つで、野外で出費無しに泊まること。季節によって、防寒や防虫などに費用がかかる場合もある。キャンプサイトにテントを張って寝泊まりすることを野宿とは言いたくない。ノストラダムス言葉遊びの第一人者。ノッキングガソリンエンジン内での燃料の異常爆発。「車を運転していたら急に−しだして、この車ももうダメかと思ったらただのガス欠だった」のばなし【野放し】家畜を放し飼いにすることであるが、最近は人間の子供も家畜化しつつあるようだ。のびる【野蒜】ユリ科の多年草で、味噌との相性がよい。大量に食べると、飽きる。のみたおす【呑み倒す】酒場で知り合いを捜すことから始まる。のむ【呑む】人類の友たる酒と向かい合って人生について考えたりしようと思ってもこの友達ったらぐいぐいと僕の心を掴んで離さないからいっつも呂律が回らなくなってとにかく幸せなひととき。のんだくれ【呑んだくれ】大酒を呑み過ぎて気がつくとどん底におり、吉野屋で「ビールはまだかぁ!!」と叫んだりする、相手をするよりは自分がそうなった方が遙かに楽な状態。ノンフィクションフィクションのひとつ。のんべえ【飲兵衛】会えば必ず呑んでいるという、憧れの職。 |
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