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みうしなう【見失う】計画無きゆえに元々どこにあるのかわからない目標が、夢幻であると自分で認識すること。みうり【身売り】組織に属して収入を得ることの総称。みえ【見栄】自分の現状を隠し、それ以上のステータスを外見のみで得ようとする行為。装飾品や車によって行われることが多いとされるが、元々無理をして行われる行為であるため、借金を作る原因となる。そんな連中は、どうせろくに勉強もしないために、どうしても一点豪華主義になりがちであり、ヴィトンのバッグを持って電車に乗ったり、グッチの財布から小銭を探したり、時速200キロくらい余裕で出すことのできる自動車で渋滞にいらいらしたりという、不可解な行動につながる。結局、これらにかけたコストに見合う成果は得られないことから、浪費のひとつとして挙げられる。みかく【味覚】美味しいものを食べる幸せを感じさせてくれる感覚で、文化の一角をなすと言ってもよい。化学調味料、人工香料、人工甘味料などをふんだんに使用した似て非なる食べ物の氾濫により、退化の一途をたどる感覚でもある。みかい【味解】履歴書に「趣味:読書」と書く人間の大半が知らずにいる言葉。みがる【身軽】組織に属することに価値を持たず、ローンを組むことで人間以下に成り下がることのない貧乏人に与えられる自由。みき【御酒】神社に行くとただで呑むことのできる、主に日本酒。みぎからひだりへ【右から左へ】もらった給与の大半が、すぐにローンその他の支払いのために吸い取られてしまうこと。みきりひん【見切り品】貧乏人のために格安で提供される、見かけ上は商品価値の薄れた品。定休日前日の閉店五分前が勝負となる。みぐるしい【見苦しい】四十歳を過ぎて家のローンも残っているのに会社を辞めて事業などを興すも、協力者の助言をすべて否定した挙げ句に失敗し、あきらめて会社勤めに戻ればよいのにアルバイトでその場しのぎをしているという事実を棚に上げ、人に対しては偉そうな口を叩くような、自分のことについては三年先も見えない無能者が周りを不快にさせる様子。みけいけん【未経験】キャビア、トリュフ、フォアグラ、松阪牛、タカアシガニ。みさい【未済】未払いを柔らかくした表現。みず【水】日本では空気と共にただ同然とされている、生命の源。これなしに生命を維持することは不可能とされるが、これによって腹を満たしても、なんだか虚しさが残る。三〇リットルほど飲むと死に至ることもある。みずかけろん【水掛け論】テーゼ無きアンチテーゼのぶつけ合い。みずたき【水炊き】野菜の切れ端などを、水だけで煮る鍋に対して与えられた名称。本来は、若鶏と野菜を水で煮る鍋のことらしい。若鶏……。みずばら【水腹】水だけで空腹をしのぐこと。死ぬ危険性があるので、飲み過ぎには注意が必要である。みずわり【水割り】たとえトリスといえども、勿体ないので水で薄めてちびちび飲むこと。ストレートではトリスらしさもストレートに伝わってしまうからという理由も無くはない。みそ【味噌】貧乏人にとって、三種の神器に数えられる食材。たとえ米以外の食材が尽きたとしても、これさえあれば旨い焼きおにぎりが喰えるのだ。みそぎ【禊ぎ】水を浴びて、身のけがれや罪を清めるという、古事記の頃から変わらない日本の体質。この言葉の前では、政治活動上の罪で実刑判決を言い渡された人間でさえも再当選を果たせる。みちくさをくう【道草を食う】目的地に向かう途中、ついつい道ばたの草むらで食べられる草を探してしまい、時間に遅れること。みどりのくろかみ【緑の黒髪】緑は新緑の若葉の意で、主に若い女性の黒くて美しい髪のことを指す。この言葉が当てはまる年代の女性ほど汚らしく染色・脱色をしたがる為、絶滅の危機に瀕している。みぬく【見抜く】本質を捉えること。「百円ショップはゴミの山であることを−」「コンビニ弁当がゴミであることを−」「閉店間際には半額になることを−」みのう【未納】金銭の支払いを、つい、忘れてしまっていること。各種税金にありがちである。みほん【見本】消費者をだます際に用いられる、実際の商品よりも見栄えの良い飾り。どの店に行っても、撮影用ともなれば、盛りつけを実際よりも多く行うのは滑稽な事実だ。みやげ【土産】他者には旅先の産物を要求し、自分は話を持ち帰るべきもの。産物は喰えるもの、できれば酒が好ましい。みらい【未来】自分で切り開くべき、思いでの中には存在しないけれど、歴史の中にはそのヒントが多く存在する、明日もあれば十年後もある、思い描く将来。みんえいほうそう【民営放送】利益のために都合の良い情報を選び、主に電波を用いて放送する企業。視聴者の時間を浪費すること自体が利益につながる上に、情報に操作された視聴者が起こす行動によっても利益を得られるという、まことに素敵なシステムを築き上げた。 |
むい【無為】人の手を加えないこと。または、何もせずに過ごす時間。「日本には−の自然など存在しない」むい【無意】意味のないこと。浪費でしかない金銭や時間の消費。「百円ショップでの買い物など−だ」むいぎ【無意義】大衆の中にあっては当然の行動であっても、大衆の中に身を置かない、もしくは一歩退いた状態になったとき、まったく価値を持たなくなる行動や、その行動の基となる中庸精神。むいしき【無意識】一尾七八円の秋刀魚を前に購入するかどうかを真剣に検討している際に、左腕にかごをぶら下げながら右手を頬にあててしまったり、よく奢ってくれる人が現れた途端に背筋がピンと伸びるさま。むいちぶつ【無一物】所有には束縛が付き添っていることから、束縛さえも持ち合わせない状態。むいちもん【無一文】完全にお金がない状態。赤坂や六本木で、知り合いが女の子でも連れて飲んでいることだけを祈ってこの状態で飛び込む勇気も人脈も、筆者は持ち合わせていない。よって、最低でも五〇〇円くらいは財布に入っている。むえん【無煙】多くの調理器具が特徴として挙げる優れた機能の代表格。貧乏だと、庭に七輪を出して焼かなければならない秋刀魚も、この機能を持つロースターさえあれば室内で焼くことができる。貧乏だと、炭に落ちた脂で燻された匂いのついた秋刀魚を濛々と立ちこめる煙の中で食べるしかない。むがく【無学】マスプロ教育の中、試験に出てくる問題の形式とその解答法のみを記憶することに専念して育ち、挙げ句に漢字もろくに読めず、新書本すら読まない日本の最高学府たる大学に通う大学生と、高卒の編者とを比較した場合に編者自身に対して使用する、十分な学歴のない状態を表す言葉。むかんのていおう【無冠の帝王】少なくとも、権威に迎合して情報談合を繰り返す新聞記者やジャーナリストのことではないと思いたいが、どうやら世間ではそういうことらしい。むきしつ【無機質】日本の建て売り住宅などに見られる、人の精神面には考慮されていない暖かみが欠落した様子。建て売り住宅の購入に全人生を犠牲にした入居者は、温もりを得ようと小物収集やパッチワーク、果てはガーデニングと呼ばれるものに着手し、失敗する。むく【無垢】「純真−に育てられた新婦のお腹には、二人の愛の結晶が」むごんのきこく【無言の帰国】「アメリカってのは本当に町中で銃撃戦があったりするんだ。俺の友達が向こうに行ってたとき、店で飯を食ってたら表から「パンパン」って乾いた音が聞こえて、その場にいた全員が床に伏せて身を守ったんだけど、そのときだよ。表から「きゃはは」なんて笑い声が聞こえて、はっとして見たら、日本人の女が二人、笑いながら歩いてたんだと。「君たち、危ないから伏せなさい!!」って叫んだらしいぞ、さすがに。」……鯖吉老人与太話よりむしき【蒸し器】 |
めはくちほどにものをいう【目は口ほどに物を言う】他人のビールに熱い視線を向けることで、呑みたいという切実なる思いを伝える方法。結果、奢ってもらえることもある。めいし【名刺】今では少なくなった、裏が白い広告チラシを縦五五ミリ横九一ミリに切断し、名前などを書き入れたもの。配った際のインパクトは、並の大量生産名刺の比ではない。めいしゅ【名酒】呑みたいと切に願ったところで、自分で購入するなんて無理な話であり、人から奢ってもらうことに希望をつないではみても、この不況下ではなかなか叶えられない様な、旨い酒。めいそうじょうき【明窓浄机】裸電球のスタンドに薄暗く照らされた、資料の散らばる書斎の机で物思いに耽る人間が持つ、書斎に向かうに際しての心構え。めいっぱい【目一杯】吐く寸前。奢ってもらう際の最大飲食量。これによって胃が大きくなってしまうと、後々に反省することになる。めいてい【酩酊】ほろほろ、ふらふら、ぐでぐで、ごろごろ、ぼろぼろ、どろどろ。めいよ【名誉】上げた業績が評価されることによる栄光のことであり、利権目当てに群がってくる連中にちやほやされて得られる勘違いな感情のことではない。めうつり【目移り】決め手に欠ける商品群を前にどれかを選択しなければならない状況が生じた場合、どうでもよいというような投げ遣りな感情と共に商品群の上を視線移動させる行為。このとき、目の焦点は定まっていないし、できるならだれか代わりに選んでくれないかとさえ思っているものだ。めざましどけい【目覚まし時計】起きたくもない時間に起きるために使用する、設定時刻になるとけたたましい騒音を生じさせる仕掛けの時計。めしつぶ【飯粒】封筒の口を閉じる際の糊として使用する、炊いた御飯の粒。めったによほどのことが起きないかぎり。「牛肉なんて−喰えない」「土鍋で炊いた米は旨いし、それが新米だったりするとより旨いけれど、新米なんて−手に入らないのだった」メディアメッセージ。「メッセージ無き−など消えてしまえ!!」メッセージ人の心に訴えかけ、行動を起こさせるような、五感への刺激。「お笑い芸人とは名ばかりのタレントが服を脱いで騒ぎ散らすだけのテレビ番組に、−などは存在するわけが無い」めど目あて。見通し。「この米の量では、次の給料日まで生活の−がたたない。困ったものだ」めべり【目減り】確か自分では二つしか喰っていない卵が三つ減っていて、同居人が私に無断で勝手にひとつ喰ったのだと思われるけれど、その確証も無いというような、感情的に複雑な物の減り方。メモなんらかのインスピレーションによって書きなぐられた紙切れであるが、すぐにまとめないとゴミでしかなくなるもの。「−の内容をまとめるノートは重要かつ貴重な物だが、−を貯めておくための箱なんて物はゴミ箱となんら変わりない」 |
もうじゅう【盲従】マスメディアが自らの利益のために垂れ流す情報を絶対と捉えて疑うことをせず、相手の思い通りに浪費すること。もうそう【妄想】思いでの中に逃げ込むことで今を忘れる愚考。昭和三十年代〜四十年代前半生まれの男に多い。もうそう【孟宗】幹が太く、節の間隔の狭い竹。竹の子は美味しい。竹の花は、大飢饉の前触れとされている。十月〜十二月上旬に切り倒して乾燥させたものは、竹細工に適している。味を出したいなら、春先に水を十分に吸い上げた状態で切り倒し、夏の間は乾燥させると秋には程良い味わいになる。切ったものを囲炉裏のある部屋に吊しておくと、何とも言えない色合いになるという。囲炉裏が欲しい。もえる【萌える】実った稲が台風などにより水没してしまうことによって、芽が出てきてしまうこと。発芽米なんてものがブームになっているけれど、お日様に照らされて発芽した米は一日でヒゲのように根を生やしてしまう。それでも、喰えば旨い。もくさつ【黙殺】テーゼ無きアンチテーゼに対し、内心では馬鹿にしつつも口には出さず、相手にしないこと。もくひけん【黙秘権】警察の発表で住所不定無職と言ってもらうための権利。もくろく【目録】お祝いなどをあげなければならないときに、とりあえずあげようと考えているものを書いて渡すもの。これだけを渡しておき、後はしらばっくれておくという手段は意外に有効であるが、追求されたときには実物を渡さなければならないので、安価な物を記入しておくべきである。もの【物】購入には費用がかかり、所有者となってからは維持費やら、失いたくないというような心理的負担がかかる、見たり触れたりできる物質。ものおき【物置】ストーブや扇風機などの季節物ならまだしも、結婚式の引き出物やブームにつられて購入したパン焼き機や通信販売でつい買ってしまったアブなんとかやら、なくても生活には一切の支障を生じないのに、かといって捨てるという決断もできずにとりあえずしまってある物が取り出せないくらいにギッチリと詰め込まれた、不遇な場所。ものごい【物乞い】人柄などの要素は考慮せず、とにかく相手の財布を目当てにおだてまくって奢らせること。たかりと違う点は、あくまでも奢ってもらうことだけに的を絞り、人間としての大小を武器に持ち出してはいけないことであろう。もほう【模倣】猿真似。すでにある物の色や形や名称を若干変えるだけで、創意という言葉をまるで感じさせない商品など。もむ【揉む】握ったり離したりを繰り返すこと。「子供の頃、焼き肉のタレのコマーシャルで『よく揉んで食べると美味しい』ってのを『よく飲んで』と勘違いしててさ、焼いた肉を丸飲みしてた時期があったんだよ。今じゃ、牛肉なんて買えないけどさ」ももんじや【ももんじ屋】肉を喰うという行為の充足感をより深く思い知ることのできる、鹿、猪、鴨などの野性味溢れるももんじいを取り扱う店。もらう【貰う】他人の所有物が、費用を一切かけずに自分の所有物になること。相手に貸しを作ったなどと言われないように、事前の根回しが必要である。もんく【文句】あきらかに不満が主成分の言い分。代案が含まれていることはほとんどなく、相手にする必要を認めない雑音。 |
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