貧乏大全 第二巻
貧乏大辞典第二版
全日本貧乏協議会
か行

 
かい【貝】
シャーマニズムの象徴が、財の象徴へと変化した。これを分けてしまうと貧になる。
かいぎ【会議】
不毛な踊り。
かいしゃ【会社】
偉い人の機嫌を損ねない程度に意見する歯車により構築された組織。
かいしゃいん【会社員】
マスプロ教育により、会社の歯車にふさわしい人材として育てられた、将来の夢を夢のまま棺桶に持っていく、世の大半の人々。その不自由な生活と引き替えに、会社から社会的保証を受けられるが、飼い犬が、犬小屋と餌を与えられる程度に等しい。自己主張のできない歯車が異議を唱える際にもっとも好む手段としては、匿名でのメール送信が挙げられる。
かいぶん【回文】
よのなかばかなのよ。
かう【買う】
後悔するためのプロセスであることが多い。
カオス
混沌と訳すのは間違いであり、所詮はコップの中の台風でしかないもの。「バブル崩壊だって、本当の貧乏人には無縁だったわけだし、これは結局のところ、−でしかないのだよ。でも、今後はいよいよそうはいかないようで……」
かくご【覚悟】
周到な準備によって得られる自信。
かくめい【革命】
「主食を食わせろ」
かしかり【貸し借り】
「このまえ、奢っただろ」と言われたら、「奢らせてやっただろ」と言い返す。奢ってもらうときは、相手を気分良くさせておくことが重要。
ガスメーター
嘘つきと言いたくなるほど良く回る。
かだい【課題】
人生を面白くするためにこなさなければならない各種の問題。去年から繰り越した課題を来年に持ち越すと、結局は棺桶まで持っていくことになるであろう。
カタログぶんか【カタログ文化】
日米安保条約自動継続によって思想・哲学から物の消費にシフトしていった人々へ、見せかけのステータスを満足させるための指標として台頭してきたメディアによる情報操作と、それを信じて疑わない世の人々が育てた虚飾。
かねもち【金持ち】
浪費されたお金の集まるところ。世界には一定量の貨幣が流通するが、金持ちが多ければ多いほど、金を持たぬ人間も多くなる。もし、あなたのまわりに奢ってくれる金持ちがいるならば、奢ってくれる間だけは仲良くしておくべき人。
かぶ【株】
発行する会社が存在する限り、貨幣経済上においては価値のあるもの。八と九と三でブタになる。八と三と九という手もある。
かぶしきがいしゃ【株式会社】
株主を頂点としたヒエラルキー。自分の上に株主が居ると言うことを忘れている経営者が多いのが日本の特徴といえば、特徴なのかもしれない。
かへい【貨幣】
数十円で製造された金属玉や紙切れに対し、それを発行する国が架空の価値を保証したもの。したがって、発行国が存続する限りは、商品などと交換できる値打ちがある。
がまん【我慢】
明日に喰う米を残すこと。
カメチャブ
カメ(=犬のことで、転じてなんだかよくわからないクズ肉)を煮た汁を飯の上にかけたもので、現代では牛丼のことを指す。
がめつい
奢ってくれないお金持ち。
からだによい【体に良い】
それを摂取したり、行ったりすることで、体を維持するのにプラスとなること。よって、合成保存料や合成着色料を使用していないコンビニの弁当というのは、百歩譲った表現において、体に悪くないが妥当であり、この言葉を使用することは間違いである。
カロリー
腹いっぱいに食べられるようになってから考えればよいこと。
かわかみたくや【川上卓也】
(1974- ) 自称貧乏写真家。全日本貧乏協議会を設立し、会報誌「耐乏PressJapan.」をウェッブに公開。二十一世紀における貧乏の定義を確立すべく活動中。はやく印税で悠々自適の生活をしたいらしいが、本来なまけものであるからしてそんなに世の中は甘くないと思われ前略草々。
かんこんそうさい【冠婚葬祭】
ごめん、出席できそうにないや。そのうち、暇ができたら顔を出すから。
かんさつ【鑑札】
会社のピンバッチや名刺、ネームプレートなどの、組織に隷属していることを証明するもの。「犬の−」
かんちがい【勘違い】
「勘違いは命取り」 …… みどりちゃん語録より
かんづめ【缶詰】
加熱食品を缶で密封した保存食。今では賞味期限などという不名誉を押しつけられてはいるけれど、エージングされた鯖味噌煮の味は一流の料理人でさえ再現できないと囁かれていることをふまえて食卓に並べれば、立派なごちそうに見えてくる。
かんよう【寛容】
馬鹿な奴に向かって馬鹿とは言わない大きな心。
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ぎあくしゃ【偽悪者】
なんだかんだと文句を言うわりには、奢ってくれる人のこと。筆者のまわりには、多数の偽悪者が確認されている。
きいろいち【黄色い血】
頻繁な売血が原因の、血球が極度に少なくなった血液の俗称であったが、今となっては昔の話である。
きおく【記憶】
過去の、どうでもよいことの残照。
きおくりょく【記憶力】
日本で高学歴を得るためには最も重要となる能力。
きが【飢餓】
給料日前に体験することが多い、空腹を維持した状態。風邪で倒れると、予想外にその状態に突入することもある。根絶のためには、最低でも1ヶ月単位で米・味噌・醤油の消費戦略を立てる必要があるとともに、有事の際にも困らないだけのストックを保有する能力が問われる。
ぎかいせいみんしゅしゅぎ【議会制民主主義】
全議員数の一三.二六%を配下にするだけで国を手中に収められる政治の仕組み。
きぎょうせんし【企業戦士】
会社のために全力を使い尽くし、自分のために生きる余力が無くなってしまった会社人間。
きしゃくらぶ【記者クラブ】
現代の報道精神の根幹を成す、情報談合の場。国民の税金によってまかなわれているという事実は、当然、報道されない。
きせる【煙管】
薩摩守平忠度が発明したという噂の喫煙具。現代では、煙草による出費を減らすために使用されている。羅宇(らう)と呼ばれる竹などの細い管の両端に、金属製の吸い口と雁首が付いていることから、鉄道の不正乗車の俗称としても使われている。ただし、筆者の煙管はすべて真鍮の延べ煙管である。
ぎぜんしゃ【偽善者】
「おまえは偉いね」「立派だね」「頑張ってね」などと言葉面はいい人なのに、ちっとも奢ってくれない人のこと。利用されないように注意すべき人物である。代表者としては、筆者があげられる。
きたい【期待】
頻繁に奢ってくれる人の顔を見たときに湧き起こる感情。感情が顔にもにじみ出るため、なついていると思われがちである。
「私に期待するな」 …… 全日本貧乏協議会会長語録より
きちんやど【木賃宿】
渡り鳥の巣。
きっさてん【喫茶店】
昔は不良のたまり場といわれたが、確かに、会社の中で正常に回転することができない不良品の歯車が多く集まっている。コーヒーおかわり自由の喫茶店で百杯のコーヒーを飲んだとしても腹の足しにはならないが、そこで交わされる会話の中にきらりと光るものがあれば、無駄とは言えない。注意しなければならないことは、鈍感な人間はこれらのきらりと光るものに気が付かないため、無駄金を使う結果になりかねない点である。また、さらに注意しなければならないのは、最近は古き良き喫茶店文化を継承する店が少ないという点である。「あれはコーヒーショップであって−ではない!!」
きぶんてんかん【気分転換】
書斎での書き物に飽きたときなどに、掃除や洗い物を行うこと。もしくは、作業に熱中してうっかり朝六時半を迎えてしまったとき、ラジオから流れてくるラジオ体操に合わせて体を動かすこと。
きゅうかん【休刊】
出版業界における、廃刊のこと。
きゅうすいしゃ【給水車】
タンク内に水、もしくは人を乗せて砂漠を走るための車。
きゅうち【窮地】
財政が貧すると共に、心まで貧してしまうことにより自動的に入り込むことのできる地。ローン返済者が陥りやすいとされている。幸福と違い、できれば行きたくない場所のため、切符は発売されていない。
きょういく【教育】
時間通りに出社し、休憩時間までの間は退屈な作業に集中できるようにするための訓練。ちなみに、「教え育むのが教育だ」という者もいるが、「育」という字の意味を調べることで赤面することになると思われる。
きん【金】
金本位制なのに金相場が変動するという不思議。安定している物質なので化学変化を起こしにくいことで知られるが、だからといって金箔を食べるというのは理解できない。
きんきじゃくやく【欣喜雀躍】
米をもらったときの、おさえきれない喜びによるこおどり。
きんけつびょう【金欠病】
物欲によって発病する借金を伴った悪性金欠病と、貧乏生活者が常に患っている良性金欠病の二種に分類されている。
ぎんこう【銀行】
営利目的の企業であるが、国が税金を使って救ってくれるという特権を持っている。お金を預けてやっているのに、時間外にそれを引き出そうとすると手数料を奪われる。晴れた日に傘を貸し、雨の日に取り上げるとは良く言ったものだ。
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くいあげ【食い上げ】
「やってられっかバカ野郎」の一言のために、野草だけで生きていかなければならなくなること。
くいあわせ【食い合わせ】
小さなことにこだわる余裕のある人間の、食物に関する好き嫌い。食えないほうが、よっぽど害である。
くいだめ【食い溜め】
不可能なことのたとえ。いくら食おうとも、十二時間も経てば食いたくて仕方がない。
くいっぷり【食いっぷり】
奢りの際に「もう一杯、食うか」と言わせたり、定食屋でおまけを付けさせるには重要な基本技。みていて気持が良いと思われるくらいに、むしゃむしゃ、もさもさ、ばくばく、もぐもぐ、ばかばか、ざかざか、どかどか、むはむは、はぐはぐと、勢い良く、それでいて下品にならないように次から次へと平らげること。
くう【喰う】
生きるための最低限。「食う」よりも「喰う」のほうが、生きることへの執着を感じる気がしてならない。「食す」などと気取ってみるのも、心が穏やかに、そして豊かになったように錯覚できるので、たまには良い。
くうふく【空腹】
日常。
くうやのもなか【空也の最中】
小さな、さりげなく包装された箱。それが、空也の最中の詰められた箱なのだ。包装紙の下はただの紙箱であり、そこいら辺で下手に売られている最中の方がよほどゴージャスに包まれていたりするのだけれど、箱の中身、そう、肝心の最中の存在感が、その下手な最中とは格の違いをわからせてくれる。いちど喰ってしまうと、その味と食感は一生わすれられないであろう程の衝撃が歩いてくる。皮はパリッとしていて、中の粒あんはしっとりとしている。当たり前のようだけれど、この当たり前の組み合わせ、他の最中にはなかなか見られない名コンビだ。最中の皮というと、パリッとしていてもそのまま口の中の粘膜に張り付いてしまって、舌先で突っつきながら剥がすと言う徒労を伴いがちであるけれど、空也の最中は違うのだ。くっつくことは、確かにくっつく。咬んだときには歯の先にくっついたりもするのだけれど、すぐに、もう、ほんの一瞬であっという間に剥がれる。皮の香ばしさとあんの甘い香りが口の中で融和する。バランスの最高芸であろう。なにしろ余韻が楽しい。あんの甘さと皮の香ばしい香りがバランス良く、徐々に薄れてゆく。お茶に良く合う。この余韻を長く楽しみたくて、喰ってしばらくは煙草が吸えないのだ。
くえない【食えない】
ベニテングダケ、ジャガイモの芽、セイヨウイチイの種子、レンゲツツジ、スベスベマンジュウガニ、フクジュソウ、ヒョウタンボク、ドクゼリ、マメハンミョウ、パセリの種子、アサガオの種子など。
ぐこう【愚行】
芽の出たニンニクを、芽の出たタマネギを、芽の出たジャガイモを、廃棄処分する行為。
くすりぐい【薬喰い】
風邪を引いた際、滋養のために、いつもは手を出すことができない鶏もも肉や豚ロース肉、通常価格の鶏卵などを買って喰うこと。
くだす【下す】
前日の食生活に何らかの落ち度が存在した結果。
くちなめずり【口嘗り】
空腹時、過去に喰った旨いものを思い出しながら、我慢ならずに口の周りを舌で嘗めること。
ぐるたみんさんそーだ【グルタミン酸ソーダ】
アミノ酸等。日本の食文化を破壊し、似て非なる餌を蔓延させる結果を招いた、勘違いかつ旨くないうまみ調味料の原料。
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けい【系】
〜系。系統など、流れを汲むけれど本流ではないことを表す。世の中では、「〜もどき」や「〜みたい」というような、似て日なるものを表すことに使われている。「出会い−サイト」「貧乏−サイト」
けいかく【計画】
企画の安全性の立証。
けいけん【経験】
お金で買えるものと買えないものに分類でき、それを活かすも腐らせるも本人次第という、ひけらかすにも頭を使うもの。何かを生み出すことのできない経験は、後悔と呼ばれる場合もある。
けいこうとう【蛍光灯】
日本の陰という文化を台無しにしてしまった、今時はどこの家庭にでも天井から吊られている中流の申し子。本物のお金持ちの家や、本物の高級ホテルのロビーには、その存在を認められずにいる。
けいざい【経済】
経国済民・経世済民、もしくは傾国債民の略であるが、要するに、喰って生きることである。
けいざいがくしゃ【経済学者】
方程式に当てはまる過去の分析は出来るが、未来の予測に関する能力に関しては全く信頼できない輩。
けいたいでんわ【携帯電話】
おいしい情報を、どこにいても逃さないために持ち歩くことの出来る電話であると信じられているが、そんな情報はあなたのそれに入ってくるだろうか。
げいゆ【鯨油】
かつて、貧乏人はこれを燃やして明かりを得たが、現在では、貧乏人には無縁の存在となった。「−のためだけに捕鯨をして連中に、すべてを捨てることなく使ってきた日本の捕鯨を非難される筋合いを僕は見いだせずにいた」
けち
天国の存在を信じ、天国にも貨幣経済があると信じ、この世の貨幣が天国でも通用すると信じ、墓の中に財産を持っていこうとする人間。
けっかく【結核】
主に肺結核のことを指す。国定伝染病であるため、健康保険証さえ持っていれば入院費は国が負担してくれるが、貧乏人はエックス線検査など受ける機会がないため、血痰を吐くまで気がつかないと思われる。
けれん
奢りを狙って、貧乏を大げさに見せつけること。「スーパー歌舞伎の−こそ、歌舞伎本来の精神を受け継いでいるように思える」
げんえんしょくひん【減塩食品】
余計なものを喰い過ぎるために塩分過多になりがちな現代人のために用意された、塩の使用量と共に旨さも控えめな食品。貧乏人はあらゆるものが不足する傾向にあるので、塩を控えるどころか目覚めと共にコップ一杯の塩水をぐびぐびと飲み干すくらいが適切である。
けんけつ【献血】
血を抜き取られることで無料の血液検査をしてもらえ、お菓子とジュースで腹一杯にできる慈善事業。朝食を摂らない一部の貧乏人は、残念ながら貢献できない。
けんこう【健康】
貧乏を支えるために必要なもの。これを損なうと、月々、家賃に匹敵、あるいはそれ以上の出費により健康保険証を購入し、学生時代にかけた費用を取り返そうとする医師の財布も潤さなければならない。
けんやく【倹約】
倹約するほど金はない。
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こあきない【小商い】
生活のために居にそぐわない仕事をしながらも、自分のやりたいことにより少ないながらも収入を得ようとする、悪あがきの一種。今に見ていろ。
こいごころ【恋心】
山梨で食べた、赤身の馬刺をもう一度食べたい。マグロのようにさっぱりしている中にも、肉の旨味が詰まっている。霜降りの馬刺にはない、繊細でふくよかな味が忘れられない。
こう【乞う】
二元論で捉えた場合、経済的優位な立場にいる人間に、自分が経済的劣位であることをアピールして奢ってもらうこと。思想的劣位な人間に思想的優位をアピールして奢らせることは、集りになる。
こうかい【後悔】
やるべきことをやらなかった、もしくは、気がつかずに繰り返してきた愚考を悔いること。
こうきょうじぎょう【公共事業】
国が、税金として集めた財力を再び民間へ返却するために行う、結果については考慮されていない事業。
こうざい【功罪】
後世の評論家による、個人の行いによってもたらされた良い事象と有害な事象の評論。「大人と呼ばれる年齢になってもアニメの話しかできないような奴が次々と犯罪者として新聞を賑わせているが、これは受け止める側の問題であって、アニメそのものを弾劾することは手塚治の−を問わなければならない。この点に関しては、一番の戦犯は文部省以外の何者でもない」
こうせいぶっしつ【抗生物質】
不熱心で無能な医者でも失業せずに済む、薬の歴史における救世主。
こうそく【拘束】
主に自由を奪われることで、金による場合、恋愛感情による場合、契約による場合の三つに分類できる。これらすべての要素を兼ね備えているのが、マイホームという幻惑である。
こうどけいざいせいちょう【高度経済成長】
貧しさやひもじさを恥として、戦後の日本人が飢えと寒さを排除したい一心で築き上げた経済効率最優先の歩み。
こうり【行李】
コリヤナギや竹を編んで作った箱で、主に旅芸人が荷物を入れて背負う。
ゴールデンバット
はさみで一センチメートルに切り、キセルで吸うための両切り煙草。他の高級煙草を生産する際に出る葉屑でつくられているという噂があるが、旨い。香料としてラム酒が使われているらしいが、そんな香りはしないのが特徴。
こくえいほうそう【国営放送】
法により、その財源を一方的な契約で得られるため、情報に独自の視点なり思想なりを添加することなく垂れ流す体質にある。
こくみんけんこうほけん【国民健康保険】
加入すると、けがや病気にならなかったことを悔やみ、加入しないと、けがや病気の際、薬局で高くて効かない薬を購入することになる。どちらを選択するかについては、過去に医療機関へ支払った治療費と、保険料との関係を詳細に検証する必要がある。
こくみんねんきん【国民年金】
毎月、未納のお知らせを送ってきてくれる、国家が運営する謎の組織。
こくみんのさけ【国民の酒】
発泡酒。全日本貧乏協議会に送る際には、ブロイが好ましい。
こくみんのたばこ【国民の煙草】
エコー。
ごくらく【極楽】
気持ちの良い湯加減の風呂に体をずっぽりと浸したときに感じられる、すべてのやっかい事をその時だけは忘れられるような気持ちの良さ。黒沢明の「天国と地獄」により、日本からは消えようとしているとの主張も存在する。
こころざし【志】
貧乏を正当化するためには必須。心に決めた目標を物語りとして確立することで、他人の財布のひもを緩める効果がある。
ごちそう【ご馳走】
自分の財布を傷めずに摂ることのできる食事。
こつ
素人が知らない、プロの基本の爪の垢。
ごまめのはぎしり【ごまめの歯軋り】
この辞典の編集者の意見。
ごみ・ゴミ
「百円ショップに足を踏み入れた途端、ゴミの山だ……と呟いてしまった。店員の目が痛かった」 …… 全日本貧乏協議会会長・あの日の回顧録より

使い倒し、その使命を終えて始末するだけになったものや、食べられない部分。もしくは、使い倒すことなど到底不可能な、役立たずの存在。後者に至っては、大量生産された似て非なるものであることが多い。

こむぎこ【小麦粉】
貧乏人の創作料理に登場する機会の多い食材で、特に断りのない限りは薄力粉を指す。水を加えて生地にした後、煮る、焼く、蒸すなどの調理方法をとることにより、腹を満たすことができる。誕生日のプレゼントなどにも用いられる。一キログラム一〇〇円以下が基本。
こめ【米】
命綱。
こもる【篭もる】
食料のストックがあるならば、外出などせず最低限の明かりで本を読むことこそ散財から身を守る一番の手段である。
こんとん【混沌】
貧乏人すら巻き込んだ全体的大混乱の中で無数の勢力が拮抗していてまとまりのとれない様子。「失業率が二十%くらいになって初めて−が訪れるわけで、そのときこそ私が時代の寵児となるときなのだよ」
コンビニエンスストア
公共料金の支払いを、その多くが二四時間三六五日体制で受け付けてくれる。また、各種情報誌の無料閲覧も可能という、良心的な場所。だいたいにおいて、レジと呼ばれる公共料金受付窓口と、情報誌の無料閲覧コーナーはL字型になっている。このL字型の良心的サービスエリア以外のスペースには、サービスエリアを維持するためのチャリティー商品が陳列されており、コンビニエンスストアは、お金持ちがこれらの商品を購入することで運営資金を得ている。
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