貧乏日記

耐乏PressJapan.
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 過去の貧乏日記

[Dec 31,1999]

今年最後の日記…たぶん。

1999年という年は思い出深い年となった。会社を辞め、血縁とはまったく縁のない田舎町での貧乏生活を始めた。全日本貧乏協議会を設立(?)した。ダーツの旅までやった。

新しい年、耐乏PressJapan.飛躍の年になればと願っている。願うだけでそうなるなら苦労はいらないから、それなりに行動もしている…と、思う。

皆様、良い新年をお迎えください。

[Dec 30,1999]

前入居者の置きみやげ。

台所の棚、風呂の棚、トイレの棚に、前入居者が残していったものが今もそのまま置いてある。アパートを掃除する際、ついつい後回しにしていたので未だ手つかず。

蜘蛛の巣がはり、ほこりをかぶり、すごい状態になっている。引っ越しの時は、裸足で歩けない畳の掃除だとかカビだらけの台所の掃除など精力的に動き回れたけれど、いま、置きみやげを処理するにはかなり勇気が居る。

引っ越しの時にやっておけば良かったと後悔することその2である。

[Dec 29,1999]

寒い。

寒さも本格的になってきた。同居人のボーナスでなんとか灯油は買えたものの、すきま風の多い我がアパートではなんとも寒い。

低コストにすきま風を防ぐ方法を考えなければ行けないのだけれど、ふさぐべき場所が多すぎる。

一番良いのは、畳の下に新聞紙を敷くことだろうけれど、家具をすべてどけるのはなかなかに大事になってしまうし、畳の下のワンダーランドを想像すると恐い。

引っ越しの時にやっておけば良かったと後悔することその1である。

[Dec 29,1999]

勘違い。

一部のページで、NNNドキュメント'99からみの文章から当ページへリンクがはられていたことで、番組内でうちが紹介されたのかと思っていたら、どうやら先方の勘違いのようだ。

おそらく、サーチエンジンで「貧乏くささ」などといったキーワードで検索して出てきた当協議会を全日本貧乏学生総連合と思いこまれてしまったのであろう。

このページの知名度なんて、やっぱりたいしたことがないという結果が残る。それはそれで…。

[Dec 27,1999]

5票。

ホームページ大王2000の結果を調べてみたところ、2158ページ中1427位、投票数は5票であった。見知らぬ人々が5人も票を投じてくれたことは非常に嬉しいけれど、まだまだ知名度が低いことの証明になった。

けれど、なんだか僕の知らないうちにテレビで紹介されたらしいことをこのページで知った。

実際に番組を見たわけではないのでわからないけれど、該当するのはおそらくNNNドキュメント'99だと思われる。

「NONFIX」の方が好き。

[Dec 27,1999]

バイト先はファーストフード店。

23日〜25日、クリスマスチキンの販売に専属。大型スーパー内の店舗なので店内に響きわたる大声で叫び続けた。目標数は達成したらしいが、僕はハスキーボイスに。

小さな声でしゃべるだけならちょっとおかしい程度だけれど、大きな声を出すとすぐにかすれてしまう。

青果売場が似合いそうな声だ。これもスキルなのか!?

[Dec 25,1999]

イブの夜 他人の銭で 贅沢に

1973年物のワインを飲んだ。もちろん、人の、だ。貧乏人であっても、自分で入手することは不可能なワインを堪能できる。貧乏でも人脈で贅沢ができるという見本だろう。

色が違う。香りが違う。味が違う。後味が違う。どっかの歌の文句のような感想しか出てこないが、たとえるならば熟成されたトマトケチャップの香り…など、低レベルな言葉しか持ち合わせていない。

クリスマスイブのささやかな自慢話おしまい。

[Dec 23,1999]

プチゴージャス。

来年、女子高生あたりの流行はプチゴージャスらしい。カリスマ店員とかいう人がテレビで言ってた。

来年は貧乏の年になるのに、プチゴージャスとは時代に逆行している。いかにも女子高生あたりの流行りっぽい。

見識ある大人としては、これに対抗して貧乏ルックだろう。ルックであるところがナウイ。

これも、1月号に載せよう。もう決めた。

[Dec 21,1999]

1月号の特集が決定。

「貧乏人、旬を食す」だ。旬のものは安い。その上にうまい。これをどう低コストでおいしく贅沢にゴージャス風に見せるかが問題。

実際に料理して撮影するとなると時間がかかるだろう。もしかしたら次回に持ち越すかも。でも、持ち越すと季節が微妙に変わる。

きっと、発刊は下旬だな。

こう書いておけば、発刊が遅れても言い訳できる。

[Dec 21,1999]

貧乏の定義。

これを考えないとならない。密かにアカデミックな活動を企てている当協議会としては、協議会会員のなかに共通の定説が必要なのだ。

定説というとなんだか最近は危ないものだという感じに捉えられてしまっているようだけれど、元々は立派な言葉なのだ。

貧乏人の定義については12月号で少し触れたが、では実際に貧乏人と言えるのはどの程度の人なのかが、まだ協議会の中ではっきりしていない。数値で表せるものなのかどうかも不明。

わかっていることは、貧乏定説を唱えてもミイラは作れないということだ。

[Dec 19,1999]

おはようございます。朝帰りです。

知り合いのバンドの忘年会におよばれされ、呑んできた。仮眠をとって今帰宅。

刺身が出た。9月に食べたのが最後だったので、逆にあまり食べられなかった。刺身に対して緊張してしまう自分に恋しそう。

睡眠時間が少ないから頭の中がおかしい。いつもかもしれないけど。

では、これからアルバイトなのでこのへんで。

[Dec 16,1999]

インフォシークのチャンネルリンク集に掲載された。

チャンネルは、エンターテイメント>ユーモア>社会風刺。社会風刺である。社会風刺。

こうなった以上、社会風刺なテイストを織り交ぜたページを作っていかなければならない。

社会風の刺身だろうか。

[Dec 16,1999]

「嫌いな奴の言うことを聞かなくてもすむだけの力」

ラインハルトはこの力を手に入れるために皇帝になった。非常に努力した結果だ(と思う)。

僕は、貧乏になることでこれを手に入れた。力ではなく環境だけれど、嫌いな奴の言うことは聞かなくてすむ。

嫌いな奴の命令に従わなければならないのは、中間に居る人間なのだ。天辺と底辺には自由があるのだ。

両者の違いは財布の中身。

[Dec 13,1999]

ガス屋に起こされた。

気持ちよく眠っていたら、ガス屋の集金に起こされた。まるで何ヶ月も滞納している家のような勢いでドアを叩きまくられた。

滞納はしていないのだが、住んでいるアパートのボロさ加減が集金人をそういう気分に仕立て上げるのだろうか。

払えるときに払ってもらわないと危ないと感じているのだろうか。まあ、確かにそうだけれど。

[Dec 13,1999]

やっと、人に話せるようになったことを書こう。サンタの帽子をかぶった。

11日の話。アルバイト先のビラ配りで、それは実現した。支配人に「ビラ配りをやれ」と指示されたのだけれど、その支配人がすぐに考え込んだ。それが、サンタの帽子を私にかぶらせるにあたっての想像だったのだろう。

鏡を見たときのショックは大きかった。こんな奴がビラを配って良いのか、と。ビラをもらうお客様の表情は硬かった。

逆に言えば、サンタの帽子が似合う人は仕事になるということか? それはスキルなのか?

[Dec 11,1999]

10日の物乞いデーは、大成功。

おいしいおつまみとおいしいワインで贅沢を堪能。出費無し。Tシャツとジーパン、それにマフラーをもらうというおまけ付き。他人の誕生日なのに自分が物をもらう。貧乏人の幸せ。

1995年はワインの当たり年だったらしく、とってもおいしい。これをブルーチーズや馬刺とともにちびちびやるというのは、自分の財布では不可能。

もう、自分の金で酒を飲むなんてばからしくなった。あんなの買えないもの。

[Dec 10,1999]

10日は物乞いデー。

世の中のサラリーマンにはボーナスという物があり、知り合いのボーナス日が10日だと判明。

しかも、その日は知り合いの誕生日である。彼のボーナスを使って彼自身の誕生パーティーだ。

貧乏人だから、祝う気持ちを物で表すことはできない。せいぜい、精一杯おめでとうといわせてもらって、ただ酒を呑ませてもらう計画。

ちゃんと日記ネタにしましたよ>N井さん

[Dec 09,1999]

家計がピンチ。

アルバイトをするようになってから、家で自炊することがほとんどなくなってしまった。バイト先で調理(?)をして厨房の掃除をしていると、家で同じ事をするのがとても億劫になる。

結局の所、コンビニエンスストアで時間を買ってしまう。

家で自炊する場合、炊飯を含めれば1時間はかかる。コンビニで時間を買うと、買い物に5分、食事に2分。

時間を買うことで、灯油が買えなくなるのが辛い。

[Dec 06,1999]

フリーター大激論

TVタックルを見た。笑うしかない。文化人と呼ばれる人々とフリーターとの間にコンセンサスが取れていないから、話が続かない。

簡単である。物事の本質を見極め、なにかしらの立脚点を持って生きるフリーターを集めれば話はまとまるのだから。

それをあえてしないでもめさせるところがテレビ演出の罪悪だろうか。

[Dec 06,1999]

「私が考える貧乏について」

なんて言うと作文のタイトルみたいだ。でも、12月号でこんなような記事を書こうと思っている。念のため(気力が出なかったときのため)に言い訳しておくと、まだ思っているだけ。

来年、流行語大賞は貧乏に関する言葉だと確信している。来年のトレンドは貧乏。時代が貧乏を求めているのだ。ここで言い切っておこう。

※この日記は予想が当たった場合は大々的に自慢され、外れた場合はひっそりと消去されます(笑)。

[Dec 04,1999]

クリスマス商戦。

私のアルバイト先でもクリスマス商戦がはじまっている。アイスケーキ(\2,800)を売るのに必死だ。

アルバイトにまでひとり一個のノルマをかけてくる。貧乏だからアルバイトしているんであって、それではなんにもならないではないですか状態。

私の時給が750円だから、3.73時間分の労働をアイスケーキで買おうとしていることになる。

せめて、ポケモンお重箱だったならば、中身は食べて、お重箱はアメリカ人に高く売りつけられるのに。

[Dec 02,1999]

また物をもらった。

Blacksmithというアメリカ雑貨の店が茨城県岩井市にある。そこの店主と知り合うことができ、いろいろお世話になっている。

店のiMacが調子悪いというので直しに行ったら、1932年のイーストマンコダック社製ブローニーカメラをもらった。

他にも、古いカメラを2台。1932年は残念ながらシャッターが壊れているけれど、他の2台は使えそう。さっそくフィルムを購入しないと。

…車を1時間走らせないと買えない。

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[Nov 30,1999]

「あちゃら」1月号に掲載された。

「あちゃら」によれば、日本中の貧乏人が集うページらしいが、それは過大評価だと思う。

ガスタンク2000を「日本中のガスタンクフェチが集まるページ」なんて紹介するのなら正しいけれど、まだ当サイトの知名度なんて低いし。

ただ、そういうサイトにしたいという気持ちだけは持っている。そういった意味では、身の引き締まる紹介のされ方だった。

ちなみに、掲載誌は郵送されてこなかったので立ち読みで確認。晋遊社様は掲載誌くれました。

[Nov 28,1999]

ビールが当たるかもしれない。

知人から、「貧乏だから、これあげる」とビールの応募葉書を貰った。シールが2口分、貼ってある。

50円の投資でビールが送られてくる、かもしれない。ささやかなギャンブルだ。

リスクとして個人情報の漏洩が考えられるけど、貧乏人の個人情報なんて知ったところで利用価値がないだろう。

経済効果ゼロの個人情報。立派なセキュリティシステム。

[Nov 26,1999]

休みが無いぞ、アルバイト。

10日間、出突っ張りでアルバイト。自分の時間を作るのが難しくなっている。

こうなってくると、時間の使い方を考えなければならない。時間貧乏になってしまった。

時間というのは、ある程度はお金で買える。日々の生活に困らない程度のお金があれば、アルバイトをしなくても済むのだから。

貧乏、暇無し。

[Nov 25,1999]

わくわくダイエット教室。

貧乏生活に身を投じてから9ヶ月以上になる。体重が、8キロ落ちた。貧乏というのはダイエットにもなるらしい。

体だけではなく、心のダイエットにも。物質所有にこだわらなくなってきたので、物を守るために気を使ったり、お金を使ったりということが少なくなった。

最低限の衣食住を守るものと自分がやりたいことに必要な道具以外はべつにどうでも良い。

車も道具だから、走ればよい。姫路からの帰りにぶつけたドアは修理していない。

でも、それはお金がないからだけだったりして。

[Nov 22,1999]

ちょっとだけ恥ずかしい。

投稿フォームを使って、昔の職場からメールが届いた。どうやら、当協議会の活動を見られてしまったようだ。

昔を知る人から言われることとして、「金銭的に辛そう」がダントツ不動の1位であるというのは、ある意味でこのページの成功(?)を物語っているのであろうか。

最後に私信を。オペの皆さん、12月号の特集は「ハローワーク入門」ですよ(笑)。

[Nov 20,1999]

ご無沙汰です。

17・18日で第2回ダーツの旅に行って来た。福島県表郷村。

表郷は何もない村なので、白河市観光に的を絞った。南湖公園駐車場で車中泊。

ちょうど流星群の日だったので期待したけれど、雨。

翠楽園が市政50周年ということで無料だったのが嬉しかった。南湖神社では御神酒がタダで飲めたのが嬉しかった(5円入れたけれど)。

また、自分の中の余計なモノが削ぎ落とされた気がした。

[Nov 16,1999]

11月号を見たらしい知人からメールが来た。

なんか文面からだと厳しそうな感じするですがどうなんでしょうか。

そんなに厳しそうに感じるのだろうか。毎晩、居酒屋で生ビールが飲めなくなっただけだ。パソコン雑誌を買えなくなっただけだ。 WOWOWを観られなくなっただけだ。ビデオデッキが壊れたから自分で直さなければいけないだけだ。 パンクしたフロントにスペアタイヤを履かせてそろそろ1ヶ月になろうとしていたり、車を購入して以来、そろそろ2万キロは走っているのにオイル交換をしていなかったり、洗車なんか1度もしたことがない。

お金がないだけで、厳しくはないです。

[Nov 15,1999]

11月号をやっと発刊。

アルバイトに時間を割かれて、編集にかなり手間取った。タイトル写真なんて、特集が同じだからってんで先月号の使い回し。

もっとちゃんと「貧乏人を励ます」ような内容にしないといけないんだけれど、どうにも時間がない。

来月号は、ハローワーク入門。久しぶりに、役に立てそうな特集が組めそう。

無職になりたい会社員の皆さん、来月号は必見です。

[Nov 12,1999]

風船おじさん。

彼が大小26個の風船をつけた「ファンタジー号」で大空へ飛び立ったのが1992年11月23日、滋賀県近江八幡市の琵琶湖湖畔からであった。あれから、もうすぐ7年。

東京都小金井市に住む男性(当時52歳)は毛布、食料、酸素ボンベ、携帯電話、焼酎を持っていった。

24日午前6時頃、「朝焼けが綺麗だよ」と家族に電話が入る。25日、消息を絶つ。

興味を引かれたのは、借金踏み倒し説があるということ。考えにくいけれど、そうだとしたら壮大な夜逃げ(?)だ。

嗚呼、11月号の編集が終わらない。

[Nov 11,1999]

今日未明の話。

3時頃、星を眺めた。都会と比べ、我が住処のある茨城県某所は星がたくさん見える。

都会に比べれば繁華な場所もなく、働き口も少なく、普通に暮らす分にはとてもつまらない場所だと思われる町だけど、アパートから一歩出れば、星雲まで見える。

なんと贅沢な場所に暮らしていることか。清貧の思想なんて言うと格好良すぎるけれど、物を所有するという束縛から解放されて最低限の生活を営むだけでこれだけの星空をいとも簡単に眺められる生活を手に入れられた。

身軽って言葉の意味が少しわかった気がする。

[Nov 08,1999]

1週間休み無し。

先週の木曜日に休みを貰ったのを最後に、今週の金曜日までアルバイトの休みがない。7日間で続けなければならない。

11月号の編集が間に合わない可能性あり。困った。

なんだか、サラリーマン生活のミニチュア版的な状況に追い込まれている。仕事のために生活を犠牲にしているっぽい。アルバイトでも会社員でも、組織に属してお金を稼ぐという行為は生活を圧迫するらしい。

会社勤めよりぜんぜん気楽なのが救いだけれど、なんだか仕事量が増えていくし、まわりと違う仕事をやらされてきている。

イヤな予感。

[Nov 05,1999]

僕はテレホーダイに入っていない。

テレホーダイの時間はプロバイダとの接続ができない。テレホーダイに加入している人たちが使うからだ。話し中の音を聞いて、テレホーダイタイムだと気づくことが多い。

こんな時間に繋ぎっぱなしにしてインターネットする必要がある人間って何人居るのだろう。だいたい、必要な人はOCNエコノミーとか使っているんじゃないだろうか。

23時を過ぎればいくら繋いでも定額だから、とりあえず繋いでチャット開いておいたり、ソフトウェアをダウンロードしたりするんだろうか。

これって、とっても貧乏くさい気がする。

プロバイダにアクセスできないイライラを紛らわす日記おしまい。

[Nov 02,1999]

風邪は未だ治らず。

遅ればせながら、誕生日のお祝いをいただいた。フリーズとフィールドコート。一緒にコーディネートして着ると暖かいしなかなかお洒落。

貧乏を前面に押し出しているので、けっこういろいろなものをもらえるけれど、喰うものと着るものが一番嬉しい。

他人に貧乏だと思われるのは恐くない。馬鹿にする人はなにもくれないから僕もそういう人は必要としない。

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[Oct 28,1999]

なんとかバイトにいけた。

昨日はすいとんで暮らした。今朝は、チキンライスのチキンとライス抜きを食べた。ミックスベジタブルが冷凍庫の隅にあるのを発見したからだ。

豚肉くらいは買っておいて、塩漬けにしてストックしておかないと風邪などの緊急時には危ない。

すいとんなんか、具は9月にセールで大量購入した玉ねぎのみ。これに肉が5グラムもあれば、すこしは嬉しい食事だったろう。

少しでも多く動物性の栄養源が摂れるように、アルバイトに精を出さないと。…あれ?、アルバイトで声を出しすぎて風邪をひいたんだよな、確か。

[Oct 27,1999]

バイト休みなのに風邪ひいてダウン。

風邪薬の在庫が少なくなってきた。あと3回分しかない。サラリーマン時代に保険組合から配られたやつで細々とやってきたが、ついに今回の風邪で使い切るだろう。

薬ってやつは、医者に行って処方箋を書いて貰った方がよっぽど強力でよっぽど安上がりなのだけれど、僕は保険証を持っていない。

昨日、バイト先のスーパーで弁当を貰って帰れたので、それを食べて薬を飲んだ。もう、食料は小麦粉くらいだ。

あ゛〜。合鴨の鴨南蛮が食べたい。

[Oct 25,1999]

なかなか更新できなかった。

と、言うのも、いよいよアルバイト先のファーストフード店がオープンしたから。

■ッテリアグループで作るファーストフードコーナーなので、■ッテリアの制服を着た人間がたこ焼きやラーメンを作るという奇妙な光景が見られる。貴重な場所だ。

そんなところに、連日知り合いが訪れる。「川上ひとつください」とか。

商工ローンじゃないんだから。間違っても、腎臓や目玉を100万円で売っていたりはしない。

[Oct 20,1999]

また、ダーツの旅。

まだ1回目のダーツの旅レポートが終わっていないのに、2回目の目的地が決まってしまった。福島県表郷村だ。

前回、たまたま居合わせた5人でいきなりはじまったダーツの旅だが、羨ましいといって参加したがる人間が後を絶たなかったのでやらないわけに行かなかった。

ガス代も馬鹿にならないのに。パンクも直してから行かないと。オイル交換もしないと。

貧乏人のやる遊びでは無い気がしてきた。

[Oct 18,1999]

オープニングスタッフ。

新規開店のファーストフード店に潜り込むことに成功した僕は、毎日せっせと研修を受ける毎日である。

教える方もとっちらかっていて、「えっ、まだ教わっていなかったの!!」なんてことが日常茶飯事。オープンしたときの混乱を考えると、楽しくて仕方がない。

作ったものを試食できるのも大きい。これだけでお腹がいっぱいになる。

一日の食費、大幅削減中。

[Oct 15,1999]

教えておいて。

アルバイトの研修3日目。まだ、たこ焼きなんて2回しか焼いていないのに、初めての人に教えておいてね、なんて言われてしまう。

やっぱり、食べ物に関しての愛着が伝わるのだろうか。そりゃ、一個一個丹誠こめて焼きますよ。タコなんて憧れちゃうもの。

焼きそば用の豚バラ肉なんか、たれをつけて七輪で焼きたい。

■ッテリアで焼きそばやたこ焼きの話が出てくることに関しては、そのうち明かそう。

[Oct 14,1999]

アルバイトとは、自分を棄てることだ。

■ッテリアでの研修が続いている。なぜか八項目ある接客七大用語の唱和とか、ハイ、サンキューとか、自分が残っていたらできない。

もう、赤いポロシャツを身につけた瞬間から自分は存在しない。接客七大用語なんか、叫んじゃえる。でも、ハイ、サンキューはちと恥ずかしい。

きっと、女子高生には奇異の目で見られているんだろうな。25歳の坊主頭がなんで■ッテリアなんかにバイトに来るんだろう、と。

それはね、貧乏だからなんだよ。

[Oct 13,1999]

大家が帰ってきた。

実は、先月から大家が行方不明になっていた。このまましばらくかえってこなければ家賃をごまかせると思っていたのに、帰ってきてくださった。

腰を悪くして、40日間も入院していたらしい。帰ってくるなりの第一声が「家賃払え」であったから、家賃バックレ計画は夢に終わった。

まだ、しばらくは動き回れないだろうけれど、そのうち朝7時に「どん・どん・どん・たかたった」と太鼓が鳴り、「ぼっぼっぼっぼ」と木魚が鳴るんだ。

平穏な日々は終わった。

[Oct 09,1999]

コレクションなんてものは、所詮は貴族の楽しみである。対象物の歴史を調べ、それに合わせてジグソーパズルのピースを埋めていくようにコレクションしていく。昔の物は高い。時間と金がなけりゃ、中途半端に終わるのが落ちだ。

酒を呑みながら、そんな話をした。もちろん、タダ酒。

貧乏人にできることは、他人のつくった物を集めることではなく、物をつくることだ。その方が、きっと楽しい。

貴族…。縁のない人々。

[Oct 08,1999]

そろそろ紅葉がはじまる。

日光あたりへ行って写真を撮りたい。うちからなら車で日帰りできるが、早朝〜夕暮れまでじっくりやりたいので泊まりだな。

もちろん、ホテルも旅館も無縁なので車中泊になる。この季節なら、涼しいので1日くらい風呂に入れなくても全然OK。近くの道の駅を調べて置いて、車中泊だ。

あ、そのまえにパンクしたタイヤを買い換えないと。側面だから修理はきかない。スペアタイヤで走るとバランスが悪くておっかない。

あ、エンジンオイルも交換しないと。もう1万5千キロくらい換えていない。

…今月はタイヤ買えない。

[Oct 06,1999]

アルバイトってけっこうシステマチック。

ファーストフード店Lにアルバイトとして潜り込むことに成功した。今日は説明会に行ってきた。説明会でも給与が支払われる。ビデオ観て、説明聞いて、書類書いて2時間。これで1,500円もらえる。

だがしかし、バイトで使用する靴を2,500円で購入させられた。今日は、1,000円のマイナス。

在宅ワープロ作業の内職のために50万円でワープロ専用機を買わされたような気分だ。

[Oct 05,1999]

まだ牛丼をおごってもらえてない。

約束の日、おごってくれるはずのひとはあらわれなかった。空腹のまま、待ち続けたのに。

むこうにしてみれば、たかが牛丼という話だろうけれど、こちらからしてみれば貴重な一食。ここらへんの価値観の違いが歯がゆい思いだ。

貧乏人に「今度、おごってやるよ」なんて言うと、いつまでも憶えているという話。

[Oct 03,1999]

坊主にしてみた。僕の髪は肩までのびていて、だからといってまちの教会へ行く用事もなかったからだ。

小心者の僕だが、すこし大きくなれた気がする。視線を感じるって、このことだったのか。

[Oct 01,1999]

東海村は大騒ぎ。

友人から、「おまえの所は大丈夫なの?」とメールが寄せられた。大丈夫もなにも、うちは東海村からは遠く離れている。メルトダウン級の事故でなければ無事であろう。

今回、施設から10km以内の住民には家の中にいるようになんて言ってたけれど、うちのようにすきま風だらけの家だったら、意味がない。しっかり窓を閉めても、しっかり被爆。

すべての家が密閉率高いと思っている上の方々を我がアパートに招待してみたい。

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[Sep 30,1999]

昨夜、というか今日未明のできごと。

なじみの喫茶店での支払いの際、びた銭が無く、電気料金振り込みのためにたまたま持っていた5千円札を出すと、「うわ、高額紙幣!」と驚かれた。

どうせ僕はいつもびた銭しか持っていないし、良くても3千円くらいなものだ。

草庵に暮らして塵外に心あそばせることができたら、財布なんかいらない。

ちょっとだけ、風雅な乞食に憧れてる。

[Sep 29,1999]

雑誌に掲載された。

晋遊社から新創刊された「iP!」というインターネット総合誌。「Iラブ貧乏」という特集が組まれていて、そこに耐乏PressJapan.が載っている。

他にも、貧乏をテーマにしたページが満載で、知らないページもずいぶん多いから驚いた。

貧乏がインターネットメディアを牛耳る日も近いかもしれない。「アカデミックに貧乏する人、急増中」なんて、an・anが特集を組んだらどうしよう。

[Sep 28,1999]

早く来い来い土曜日。

土曜日に牛丼をご馳走してもらえることになっている。

思えば、牛丼なんて何カ月ぶりだろうか。今となっては、1食に450円も払えない。だいたい、並だけではちょっと心許ない。

長い失業生活で胃袋もだいぶ小さくなってきたけれど、まだ牛丼大盛りくらいは必要な年齢。

だけれども、ご馳走してもらえるんだったら無理をしてでも特盛り+玉子2個だろう。

大食いして胃袋が大きくなってしまうと後が辛くなるかもしれないけれど。

[Sep 27,1999]

まもなく、貯金が底をつく。

しかたなく、アルバイトをすることにした。ファーストフード店の面接が10月3日。

10月下旬にオープンするこの店、我が町に初めてやってくるファーストフードとなる。

求人をいっぱい出しているが、応募もかなりの数らしい。「かしこまりました」しか言わない佐藤さん(電話に出た人)の話から、なんとなくそれがわかった。

僕のようにむさ苦しい男より、かわいらしい女子高生を採用するだろう事は想像に優しい。そこで、面接の時にいかに自分がこの店のことを考えているか、ちょっとアピールしてみよう。

「マックシェイクを販売すれば、売り上げが伸びるはずです」と。

あぁ、■ッテリア。

[Sep 26,1999]

25日は誕生日だった。

中学生ふたり組からは、手作りのケーキを貰った。2日間作っていたらしい。

知り合いの奥方からは、サラダ油1.5リットル、いりごま75g、そうめん300g、スパゲティ450g、薄力粉麦粉1kgをいただいた。

ケーキなんてしばらく食べていなかったし、スパゲティや小麦粉があれば、しばらく食いつなげる。みんな、僕の実状をわかっているから素敵なプレゼントを用意してくれる。

いままで迎えたなかで一番、心に残るプレゼント。

さて、醤油スパゲティーでも食べよう。具は玉ねぎとニンニク。

[Sep 25,1999]

昨日、ビールをおごって貰った。

なじみの喫茶店で顔見知りになった人に、しょっちゅうビールを飲ませて貰っている。

将来、お世話になった人を思い出すときには上位にランクインすることは間違いない人だ。

他にも、サランラップをくれる人、野菜や果物をくれる人、ご飯をご馳走してくれる人など、ランクイン確実。

たまに、「そりゃ集りだっぺ」という人がいるけれど、僕は脅してなんかいない。どちらかといえば物乞いだ。

物乞いランク。僕が死んだ後、押入の片隅で遺族が発見することになるだろう。複雑な気分だろうな。

[Sep 24,1999]

午後、知り合いが「どうせ飯喰ってないんだろ」と言ってパンを持ってきてくれた。

3つも。これで明日も朝食が摂れる。なんだか裕福な気分になってきたので、ギターを弾いてみた。

神田川。Bmが難しいが、とぎれとぎれながら弾けるようになってきたから嬉しい。

でも、神田川。貧乏だと、選曲も自然とそういう方向へ行ってしまうのか。

赤い手拭いは持っていないけど神田川。

[Sep 23,1999]

料理をしない主婦が急増中と聞いた。

ひどい例になると、コンビニで買ってきた白飯にマヨネーズと醤油をかけておしまい。これを料理と呼ぶならば、料理にかかる時間は10秒だ。

白飯にマヨネーズと醤油。貧乏劇団員の昔話のようである。異なる点は、白飯をコンビニで買える経済力の差か。

[Sep 22,1999]

訳あって、「道の駅しもつま」で一泊。

車中泊というやつだ。施設のレポートもしなければならないので、一番安そうなファーストフード店で夕食。

味噌ラーメン500円に、ちょっと見栄を張って餃子300円の合計800円

これだけお金を出したのに、とても悲しい夕食となった。北京亭でラーメン350円 + 玉子チャーハン350円を食べた方が、100円安いのに幸せ度は段違いだったろう。

世の中、金額と幸せは比例しない。

[Sep 21,1999]

家賃を安くするために同居している。生活費を管理するのも、食事を作るのも僕だ。

毎月17日が締め日なので、今朝、計算してみた。

8月18日から9月17日までの食費と生活雑貨の合計が、ひとりあたり3947円。食事提供はほとんど夕飯だけだし、僕が1週間留守にしていたので若干安くなっているが、それでもかなり安いと思う。

周りの人が、「おまえ貧乏だから」といろいろな物をくれる。宴会を開けば余り物を日々の生活に回せる。内緒だが、宴会やるとき僕は会費をごまかす。主催者だから。

an・anが取材に来たらどうしよう。

[Sep 20,1999]

昨日、なじみの喫茶店で耐乏PressJapan.9月号の決定稿を見せて評価を聞いていたら、数回しか会ったことのない人から食事に誘われた。

知らない人に付いていってはいけないという1年2組川田先生の声がよみがえってきたが、ラーメンを食べに学園都市までついて行ってしまった。

ついた途端、「先に食べる?、飲む?」と聞かれ、焦った。酒までご馳走になってしまった。

知らない人の車に乗ると、良いことがあることもある。大人の世界を知った。

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耐乏Press 耐乏Press Japan. 貧乏日記 発行:全日本貧乏協議会(taku3@jh.net)
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